ユニ電子(株)は、、ITEN SA(フランス)の全固体マイクロ電池の取り扱いを開始した。全固体マイクロ電池は従来の電池ではサイズや温度範囲、最大電流などの制約により実現できなかった新しいアプリケーションに採用が見込まれているという。
●期待されるアプリケーションと環境への取り組み
<超小型・表面実装>
電池サイズ自体が超小型で表面実装が可能であるため、かつて無いほどのアプリケーション全体の小型・軽量化が可能になる。小型化が求められるIoT用デバイス、医療用デバイス、ヘルスケア用デバイス等への利用が見込まれる。
<大電流>
Bluetoothなどで電波を発信するセンサでは瞬間的に大電流(10~15mA)を必要とするが、一般的なリチウムイオン電池では不足する場合がある。このような場合でもITEN社のマイクロ電池であれば容量250μAの製品で瞬間的(100ms)に30mAを流すことが可能である。
<環境問題への取り組み>
現在世界中で数十億個とも推定されるコイン電池がリサイクルされずに破棄され、環境への負荷となっていると考えられる。SDG’sへの取り組みとして積極的に環境負荷を低減するソリューションを取り入れることが重要と考えている。ITEN社の全固体マイクロ電池はレアメタル等の希少金属を使用せず、環境にやさしいリサイクル可能な素材を使用している。
<安全性>
発熱、発火が起こりにくい材料を使用している。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000125509.html