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農業ICTベンチャー 農業情報設計社が第三者割当増資を実施

株式会社農業情報設計社はこの度、第三者割当増資を実施し、株式会社農林漁業成長産業化支援機構、千葉道場ドローン部1号投資事業有限責任組合、千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合、株式会社DGインキュベーション、株式会社D2 Garage、住友商事株式会社計6社は、総額2億円を出資した。

農業情報設計社は、農業における情報通信技術の利用と農業機械の自動化・情報化に係る研究開発と知見の提供に取り組んでおり、これまでに、トラクター等の運転支援アプリの開発、配布・販売を実施してきた。
同社は、この運転支援アプリに対応するGNSS[i]装置、自動操舵機器(併せて「直進・自動操舵装置」という)の製造・販売を新たに行う。これは、既存のトラクターに取り付けることで、トラクターの位置と方向の把握・表示、自動操舵によって、直進運転をアシストする装置。これにより、目印のない広い圃場でも真っ直ぐ・等間隔に作業することが可能となり、作業の効率化・負担の軽減が図られる。また、圃場内の重複作業や作業漏れによる肥料・農薬散布の無駄・ムラを防止し、資材コストの低減を図ることができるという。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000039118.html

あらゆる指紋認証を突破できる「指紋」を生成成功

Webメディア「MOTHERBOARD」の記事によれば、あらゆる指紋認証を突破できる、マスターキーのような指紋の合成に成功したとのこと。これから指紋認証も絶対ではない?

YKK AP、窓・ドアのIoTでカギの締め忘れをスマホに通知 戸締り安心システム「ミモット」を来年1月から発売。

今回発売する戸締り安心システム「ミモット」は、窓・ドアのセンサとスマートフォンをつなぎ、玄関を出て外出した直後に窓のカギの締め忘れを通知する、窓・ドアのIoT商品である。
窓のカギに内蔵されたセンサは、使用者のカギの操作(施解錠)により発電・通信を行う技術を活用しており、電池などの電源や配線が不要(特許出願中)。そのため、センサーの設置も、窓のカギを一般品から取替えるだけの簡単取付けとのこと。
このセンサーと玄関ドアの電気錠(スマートコントロールキー)を組合せることで、玄関ドアの施錠を行った際に、カギを締め忘れた窓をスマートフォンに通知するので、外出先での不安を無くすことができる。(※本サービスは利用契約が必要。)
また、スマートフォンのGPS機能を活用した機能や、子供などの帰宅が通知される見守り機能も利用可能。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000311.000006735.html

ソルティスター、無線通信EnOcean対応のIoT POCキットをコアスタッフ社と共同開発

(株)ソルティスターは、電池不要の近距離無線通信規格EnOceanを活用したIoT(Internet of Things)検証キット「EnOcean Link POCキット with Armadillo-IoT」をコアスタッフ社と共同開発した。ゲートウェイ機器「Armadillo-IoTゲートウェイ G3」(アットマークテクノ製)にソルティスターが開発したEnOcean対応のミドルウェア(通信プロトコルスタック)を搭載し、開閉センサーと温度センサー、通信状態を可視化するWebアプリケーションとセットにしたPOCキット※1として11月14日に発売を開始する。
※1 Proof of Concept:新しい概念やアイディアなどの実現可能性を示すための検証

IoT分野において、様々なモノからデータを収集するセンサーの電池交換は、コストや利便性の面から問題となっており、メンテナンスを行うことなく、データを継続的に収集・送信できる仕組みが求められている。そこで解決策として注目を集めているのが、電池を使わずに振動・温度・光のエネルギーによって自己発電するエネルギーハーベスティング技術と超低消費電力技術を併せ持つ、無線通信規格EnOceanである。ソルティスターがコアスタッフ社と共同開発した「EnOcean Link POCキット with Armadillo-IoT」は、センサーとゲートウェイ間をEnOceanで通信するIoTシステムの検証環境を安価に構築することができるという。

価格:79,800円(税抜)
ゲートウェイ機器に「Armadillo-640」を採用した低価格版(44,800円 ※税抜)も11月末に発売予定。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000021695.html

IEEE802.11ahの業界団体が発足

ケータイWatchはじめ、いくつかのメディアが伝えたところによれば、LPWAの1つであるIEEE802.11ah規格の業界団体「802.11ah推進協議会」が発足したとのことだ。会長はもとNTT-BP社長だった小林忠男氏。802.11ahは非常に低消費電力でありながら、最大通信速度は約5Mbps、920MHz帯での通信を行い、最大到達距離は約1km。

センサイト・キュレーション「赤外線とセンサ」(2)

センサイトプロジェクト編集部

10.「計測器に関する資料 第4回 赤外線センサ」 運営:ライン精機(株)
様々な計測器を販売しているライン精機株式会社のサイト内で、技術情報をまとめているページの計測器に関する資料、第4回として赤外線を取り上げて解説している。
https://www.line.co.jp/tec/infrared/

11.「スペクトラルエンジンズ社CCOインタビュー」 運営:(株)ケイエルブイ
商社として赤外線分光関連の製品を販売しているケイエルブイのサイトだが、近赤外分光センサのメーカであるスペクトラルエンジンズ社のCCO、Janne Suhonen氏のインタビューが紹介されており、興味深い。
https://www.klv.co.jp/interview/spectral-engines

12.「分析機器情報」  運営:(一社)日本分析機器工業会
日本分析機器工業会の公式サイト。分析の原理としてフーリエ変換赤外分光光度計の原理と応用について丁寧に解説されている
https://www.jaima.or.jp/jp/analytical/basic/spectroscopy/ftir/

13. 「分析手法 フーリエ変換赤外分光法」 運営:(一財)材料科学技術振興財団
材料科学技術振興財団のサイト。こちらもフーリエ変換赤外分光について解説されている。
https://www.mst.or.jp/method/tabid/151/Default.aspx

14.「FT-IRのお仕事」 運営:個人
個人のブログであるがかなり専門的な部分まで解説している。FT-IR分光光度計の他赤外線吸収スペクトルIRスペクトル解析のやり方など、理系の学部を経験していないとこの内容は記述できないと思われる。
https://ft-ir.hatenablog.com/

15.「360.life」 運営:(株)晋遊舎
商品評価サイト。紹介したページでは各社が発売している人感センサーライトについて比較している。販売サイトへのリンクがある場合もあるが、分かり易く公平に評価をするという姿勢で運営しているようだ。
http://the360.life/U1301.doit?id=1574

16.「おもしろ科学実験室 赤外線距離センサーを使おう」運営:国立大学55工学系学部
「子供たちに大学の工学部で実験教室を開き、科学体験をさせるイベントの簡単な報告が掲載してある。」
http://www.mirai-kougaku.jp/laboratory/pages/161221.php

17.「デジタルカメラと近紫外線・近赤外線」 運営:福岡教育大学
福岡教育大学の福原先生のサイト。ご本人の専門は理科・生物学であるが、研究に写真撮影も必要なので、近紫外線近赤外線の撮影についても述べられている。
https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/uvir/digicam_uvir.html

18. 「光とレーザーの科学技術フェア-赤外線フェア」 運営:(株)オプトロニクス社
光とレーザーの科学技術フェアを構成する展示会の赤外線のサイト。手前みそだが、専門性が高い展示会およびセミナーのサイトなので、あまり目にしたことが無い製品やコアなセミナー情報等も見れる。
https://www.optronics.co.jp/fair/ir

以上赤外線とセンサについてのサイトをご紹介してきました。応用範囲が広いだけにまとまりがつかなかった感もあります。しかし、それだけ多種多様な事柄が掲載されているとも言えるのかもしれません。

非冷却赤外線イメージセンサ②

立命館大学 理工学部特任教授
木股雅章

実用レベルの性能を持った抵抗ボロメータ非冷却赤外線イメージセンサは、1992年にHoneywellが発表しているが、Honeywellの成功に刺激され、その後多くのMEMS非冷却赤外線イメージセンサが開発された1)。代表的なもの(抵抗ボロメータ方式も含む)を図3に示した。

強誘電体は、抵抗ボロメータが注目される前、非冷却赤外線イメージセンサの検出器材料として主流であり、初期はバルク強誘電体材料が用いたハイブリッド構造の素子が開発されていた。強誘電体を薄膜化することで、抵抗ボロメータのようなブリッジ構造を持った画素を作製することができ、高感度化が期待され開発が進められたが1)、十分な性能は得られなかった。

図3 いろいろなMEMS非冷却赤外線イメージセンサ

ダイオードは、電流―電圧特性に温度依存性があるので、温度センサとして用いることができる。SOI基板を利用してダイオード構造の下部基板を除去して断熱した非冷却赤外線イメージセンサが開発されている1)。SOIダイオード方式の非冷却赤外線イメージセンサは、現在のところ抵抗ボロメータ方式と競合できる唯一の方式となっている。

熱電方式は、熱電対を多数接続したサーモパイルを温度差センサとして利用するものである1)。抵抗ボロメータに匹敵する感度が得られないため、ローエンド赤外線アレイセンサとして開発が進められている。

温度変化を直接電気信号に変換しない方式もある。バイマテリアルとサーモオプティカル方式1)は、そうしたものの代表である。バイマテリアル方式は、膨張係数の異なる2つの薄膜材料を重ね合わせた構造の機械的な変形を利用しており、サーモオプティカル方式は、光学的な透過特性が温度によって変化するファブリペロ干渉フィルタを利用した非冷却赤外線イメージセンサである。こうした方式は、抵抗ボロメータ方式の代替として期待されたが、十分発展しないまま衰退している。

参考文献

1) 木股, “赤外線センサ 原理と技術”(科学情報出版)(2018).

次週へつづく―

3000円台のスマートスピーカー対応調光つきLEDランプ

リーズナブルな価格の家電品などで有名なアイリスオーヤマが、Wi-Fi接続でスマートスピーカー等で調光ができる電球を、わずか3千円台という定価で発売する、と発表した。世界的にもこの低価格でのスマートスピーカー対応の電球は初めて。

CES2019イノベーション賞を京都発の木製スマートホームデバイス「mui」が受賞

mui Lab株式会社(以下 mui Lab)が開発したスマートホーム・デバイス「mui」がCES2019イノベーション賞に選出された。
CESは世界最大のテクノロジーショーケースで、毎年米国ラスベガスで開催されており、ここで紹介されるさまざまな製品の中からデザインや機能性が極めて優れていると評価された製品・サービスにCESイノベーション大賞が与えられる。

■muiとは
「mui」は、木製のインターフェース。一見、単なる木材にしか見えまないが、手で触れるとLEDディスプレーが表面に輝いて現れ、家電の操作から天気予報・ニュースの受信、テキスト/音声メッセージのやり取りまでこなせる万能デバイスに変身する。操作後はディスプレーが消えて木の状態に戻り、インテリアに溶け込んだ目立たない存在となるため、ユーザはテクノロジーを意識せずに暮らすことができる。

■Kickstarterキャンペーン
mui Lab は、10月19日にキックスターター(Kickstarter)にて「mui」の販売にむけたクラウドファンディングを開始。木という天然素材を通じて家電や情報を操作できる「mui」は、CNETやThe Vergeをはじめとする数々の米国の大手テック系専門誌に「ゆとりある生活空間を生み出すデバイス」として取り上げられ、ローンチ1週間にして目標額50%にあたる5万ドル、3週間目には8万ドルを調達したとのこと。ファンディング・キャンペーンは12月8日まで続行される。
・期間:2018年10月19日~12月8日
・目標額:100,000ドル(USD)
・mui ホームページ:https://mui.jp

■muiの機能
・ 天気予報表示(位置情報セット)
・ 時計表示(位置情報セット)
・ Googleカレンダー連携による家族または個人のスケジュール管理
・ Philips HueやIKEA照明On/Off、調光
・ 家族間コミュニケーション/メッセージング(muiにTextを送信、muiからはVoiceメール送信)
・ 一括でのデジタルオフ機能(Do Not Disturb機能)
・ QR表示機能(muiのコンソールから設定したQRを表示:現在はBeta)
・ 通知機能(IFTTT連携):LINEやMessengerにmuiにタッチした通知を飛ばす。
・ 情報ディスプレー(ニュース、SNS等):Twitterの#や@ユーザーのフォロー。
・ ニュース・フィードをテキストでmuiに流し込む。
・ 各種スマート家電との連携:SONOS、Ring、Nature、Nest、Honeywellなど連携が可能。

■muiの接続(IFTTT、専用アプリによりカスタマイズ可能)
・ Wifi とBluetooth を通じてクラウドに繋がる。
・ アンドロイドをOSで採用。
・ ラズベリーPi3(開発者向けSDK経由のみ)を使って操作できる。
・ アシスタントSDKを使用してグーグル・アシスタントを搭載できる。
・ スピーカー、タッチセンサー、近接センサー、CO2センサーなど各種センサーを搭載。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000030640.html