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超小型Wi-Fi振動センサ「コナンエアー」、電池寿命が倍以上の新モデル2種、2/22販売

中山水熱工業(株)は、簡易診断用の電池式小型Wi-Fi振動センサ「コナンエアー」に、電池寿命が延びた新モデル2種が登場、2021年2月22日(月)に販売開始する。

「コナンエアー」は、メンテナンス機器に関する新技術の開発を奨励する日本プラントメンテナンス協会2020年度TPM優秀商品賞を受賞。機械が健康な状態にあるかを簡単操作でモニタリングできるため、多様な業界で利用されているという。

【開発の背景】
コナンエアーは、医師が聴診するように機械や設備のヘルスモニタリングを主な目的として、システム連携が容易であることからリモートモニタリングやIoTの振動計測に利用されている。大手企業を中心に多数のコナンエアーを運用する事例が増え、電池交換の手間を削減したいニーズが高まっている。
今回、現行モデルでは、1日1回の全自動計測にて約1.3年の電池寿命のところ、本体サイズはそのままに、これを約4年としたモデルLと約7年としたモデルXの予約受付を開始したとのこと。

【Wi-Fi振動センサー「コナンエアー」の概要】
<特長>
1kHzまでの3軸加速度センサ搭載で、スマホやPCのブラウザで振動測定できるマニュアルモードと常時設置の全自動モードが併用可能で、稼動状態の傾向管理が可能。ブラウザでの操作のためアプリ不要、3万円の低価格ながらFFT周波数分析アプリも付属で生波形データが利用できるためさまざまなシステム連携が容易なことが大きな特徴という。
<価格(税別)>
従来モデル(電池寿命約1.3年):30,000円
新モデルL(電池寿命約4年)  :40,000円
新モデルX(電池寿命約7年)  :50,000円

ニュースリリースサイト:https://www.atpress.ne.jp/news/243236

屋外でのTOF方式3次元計測システム開発を容易に実現する「高耐光性3D TOFカメラ開発キット」

東京エレクトロン デバイス(株)〔以下、TED〕は、ソニーセミコンダクタソリューションズ製のTOFセンサ「IMX556」を搭載したTOFセンサーモジュールを開発し、屋外でのTOF方式3次元計測システム開発を容易に実現する「高耐光性3D TOFカメラ開発キット」を2021年1月15日より販売を開始する。

これまでスマートフォンやゲーム機で活用されていたTOF方式の3次元計測技術は、自動化・省人化が求められるウィズコロナの時代において、車やシニアカーなどのモビリティやロボット、生産設備などのFA分野においても需要の高まりが予想される。
しかし、これらの用途では屋外での使用機会も多く、パルス発光した近赤外光を測定対象物に照射してその反射時間を測定することで距離測定を行う従来のTOF方式による3次元計測では、太陽光など周辺環境の影響により正確な測定ができない場合があることが課題だという。

TEDでは2017年2月より高耐光性の3D TOFカメラ開発キットを販売していたが、今回、ソニーセミコンダクタソリューションズ社製のTOFセンサ「IMX556」を搭載したTOFセンサモジュールを新たに開発した。「IMX556」により反射光を効率良くとらえて集光することで、太陽光の影響がある屋外環境においても対象物の正確な距離測定が可能になり、高精細・高精度な3次元計測を実現したとのこと。

「高耐光性3D TOFカメラ開発キット」は、TOFセンサモジュールとサンプルアプリケーション、SDK(Software Development Kit)で構成されている。TOFセンサモジュール内のFPGAのカスタムや、サンプルアプリケーション・SDKによりPCベースでの評価環境やホスト処理システムを構築することで、 ユーザーの仕様に合わせた屋外でのTOF方式3次元計測システムを短期間で容易に開発できるとしている。

■TOFセンサーモジュール仕様
・解像度     :640 × 480
・FOV       :水平87°, 垂直67°
・光源      :NIR レーザダイオード (940nm) 4灯 ※Class1対応
・検知距離    :0.3m ~ 5m
・出力データ   :Depth, Confidence, Point Cloud(X,Y,Z)
・フレームレート :30fps (変調周波数10,20,100MHz)
          15fps (変調周波数10/100MHz)
・インターフェース:USB3.0 (カメラ側:MicroB / PC側:TypeA)
・電源      :DC12V, 5A_Max
・動作温度    :周囲温度0~45℃
・サイズ     :100mm×78mm×55mm
・OS        :window10 / Linux(Ubuntu 18.04)

製品サイト(TED):https://www.inrevium.com/product/tof-sq930pu-iv/

イリス、LEONI社と業務提携 機外配線保護ユニット・ツール座標TCP測定用センサ販売

(株)イリスは、ロボット機外ケーブル保護艤装のパイオニアであるドイツLEONI社(レオーニ社)とロボット関連製品の日本国内における販売業務提携契約を締結し、日本国内での販売を開始した。

レオーニ社の機外配線保護ユニット、ドレスパックは動作環境の厳しい自動車産業のスポット溶接、搬送、シーリング工程などの製造設備に適したLSH3スライダーを使用するハイエンドモデル。用途に応じた自由な構成が可能な標準パッケージと専用部品の組合せによるライトドレスパック、協働ロボット向けB-Flexまで、幅広いラインナップから様々な要望に応える。
FANUC社の協働ロボットCRXシリーズのプラグイン対応周辺機器として紹介されている保護ユニットは、シンプル構成の取付が容易な部品を用いてロボットの複雑な動きから機外配線を保護する。

レオーニ社のツール座標TCP測定センサ、Advintec TCPは一般的にロボットメーカが定める3点または5点教示の実施または、設計値の直接入力等によるツール座標の設定を自動かつ高精度に行える。このため、時間削減に加えて教示に伴うオペレータの作業誤差を抑える事ができる。反転や角度変更を行う切削工具やバリ取り工具、シーリングノズル、搬送グリッパやエンドエフェクタに複数のツール座標を持つ特殊工具のツール座標設定に最適という。
さらに、工程内に設置したセンサで定期的に測定することにより、工具摩耗、溶接ワイヤ先端位置検出やグリッパ把持品の変化量を測定しツール座標を自動補正することで安定した生産に寄与するとのこと。

ニュースリリースサイト:https://www.atpress.ne.jp/news/242892

ボッシュ、デジタル画像認識技術採用の車両整備機器「DAS3000」発売

ボッシュ(株)は、このたび、自動車整備業界初※1となるデジタル画像認識技術を採用した整備機器「DAS3000」を12月7日に発売した。

近年90%以上※2の新車(乗用車)に搭載されている先進運転支援システムのカメラやレーダーなどのセンサ類は、高精度の再調整作業(以下、「ADASエーミング作業」)を必要とし、昨年、新しい整備制度に加えられた。しかし、その作業方法はアナログな測定作業も多く、さらに車種やカメラ・センサーの種類によって手法が異なるため、作業時間が長くなり、また人的ミスが起きる可能性もある。
ボッシュの「DAS3000」は、業界初デジタル画像認識技術採用により、これらの煩雑な作業をデジタル化し、効率的で、高精度なADASエーミング作業を実現する。また、幅広い種類の車種やセンサにスムーズに対応するため車両整備・修理のビジネスの幅を拡大することが可能という。

近年普及が進む自動ブレーキや、レーンキープアシストなどをはじめとするADASは、単眼・複眼カメラやミリ波レーダーなどが検知した情報をもとに作動しているため、車のセンサに「基準点」を正確に認識させるADASエーミング作業は車の安全にも影響する。※3 そのため昨年4月には、このADASエーミング作業を含む新しい車両整備制度が施行された。 この作業では、まず「ターゲットボード」と呼ばれる的を、車両に対して正確に配置する必要がある。
しかし、これらは現在、巻尺やレーザー距離計を使用して床へのマーキングを行うなど、多くのアナログ作業により行われている。 さらに、メーカーや車種によりカメラやレーダーの種類、位置、調整方法、基準が異なるため、ADASエーミング作業を伴う修理・整備は作業効率の低下、また担当者や不適切な作業環境に起因する作業ミスの可能性が課題となっているとのこと。

今回、世界トップクラスの自動車システムサプライヤーとして国内外の次世代自動車開発にも携わる同社が発売した車両整備機器「DAS3000」は、業界初※1、デジタル画像認識技術を採用しており、本体に搭載されたカメラによる高精度な距離・角度計測により「基準点」の位置決めを短時間で正確に行う。また、専用ソフト「Bosch ADAS Positioning」では、車種ごと異なる作業ガイド(アクセサリー機器、車両の中心線に対するガイド等)をソフトウェア上で作業者に案内するため、煩雑なアナログ作業を削減し高精度かつ高い作業効率を実現する。さらに、「DAS3000」は近年増加しているナイトビジョン・サラウンドビューモニター・LiDARなど幅広いセンサのエーミング作業への拡張への可用性も考慮されており、車両整備・修理のビジネスの幅を拡大する事が可能となるという。

ボッシュは、先進運転支援システム(ADAS)の普及に伴い大きく変化する車両整備の現場を5つのトータルソリューション(工場監査・認定トレーニング・ツール・作業エビデンス・ホットラインサービス)でサポートしている。今回発売した「DAS3000」により強化された同社のソリューションは、新たにADAS 車両整備を検討している整備工場をよりスムーズで安全にサポートするとしている。

※1 2020年12月現在自社調べ
※2 2020年現在
※3 国交省 自動車整備技術の高度検討会 「中間とりまとめ」より

ニュースリリースサイト(bosch):https://www.bosch.co.jp/press/rbjp-2101-01/

牛の飼育をもっと便利にする「Farmnote Colorアプリ」配信

(株)ファームノートは、スマートデバイスだけで簡単に牛の繁殖管理を実現するスマートフォンアプリ「Farmnote Color (以下、Colorアプリ)」の配信を開始した。

■開発背景
リアルタイムに牛の活動情報を収集し、発情兆候・疾病疑いなど注意すべき牛を生産者のスマートデバイスに通知するセンサ「Farmnote Color」を利用する場合、クラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」を利用する必要があった。
「Farmnote Cloud」は、管理可能なデータ項目が多岐に渡ることから、シンプルな利用体験を希望する生産者にとっては複雑さを感じる製品であり、国内スマート畜産普及において酪農・畜産経営で重要な繁殖管理に特化したシンプルな機能とITリテラシーを問わないUI(※1)の開発の必要性があった。今回の「Colorアプリ」配信開始で、すべての酪農・畜産生産者にスマート畜産のメリットを改めてPRし、国内農業の生産性向上と競争力強化に貢献していきたいとしている。

■Colorアプリの特長
・シンプルな利用体験で、これまでスマート畜産に難しさを感じていた生産者でも利用が可能
・ITリテラシーを問わない、誰でも簡単に操作が可能
・牛個体の情報への必要遷移数が「Farmnote Cloud」の約半分に
・発情発見、授精、妊娠鑑定、乾乳、分娩を直感的な操作で記録
・PC不要、いつでもどこでもスマートデバイス1つで繁殖管理
・牛の発情兆候、疾病疑い、反芻量の変化を通知
・注意牛が一目でわかり、課題が把握可能

■Colorアプリ概要
名称/Farmnote Color
価格/無料
互換性/iOS:12.4.8以上、Android:5.0以上
ダウンロード/
 iOS:https://apple.co/3oCobVa
 Android:https://bit.ly/2La9MBa

■Farmnote Colorで牛の飼養管理をDX(※2)
牛の首に装着したセンサーデバイスがリアルタイムに牛の活動情報を収集。発情兆候・疾病疑い・起立困難状態・分娩兆候(2021年初頭提供予定)を検知し、生産者のスマートデバイスに通知。牛の繁殖においてセンサ1台で発情から分娩まで管理することができ、DXの推進や省力化、さらなる生産性の改善が期待される。
・国内登録頭数シェア約11%(※3)、44万頭の保有データを新機能開発や精度向上に活用
・牛の生態や畜産現場を理解した獣医師社員が製品開発を担当
・つなぎ牛舎でも利用が可能
※注:起立困難状態はColorアプリでは通知対象外となる。

※1 User Interfaceの略称。ユーザーと製品・サービスの接触面、視覚に触れる全ての情報のこと
※2 Digital Transformationの略。企業がデータとデジタル技術を活用してビジネスモデルの変革、業務プロセス、組織、企業文化を変革し競争上の優位性を確立すること。経済産業省資料より引用
※3 国内登録頭数 390 万頭(令和2年農林水産省・畜産統計より引用)より算出

ニュースリリースサイト(Farmnote ):https://farmnote-hd.com/news/000078.html

施工型のUV-C除菌システムを医療事業者へ『無償提供』

ガジェットガレージは、急激なコロナ感染者の増加に伴って逼迫している医療現場の支援を目的として、現状手作業で行なっている部屋の消毒作業をスイッチ1つで完了するUV-Cの照射で行うことができる施工型のUV-C除菌システム”BB除菌システム”を無償で提供する。

提供するBB除菌システムの最大の特徴は安全装置。紫外線UV-Cは波長が短くエネルギーが大きいことから細菌やウイルスに対して効果があるが、皮膚と目に対して損傷を与えることも知られている。
BB除菌システムは、人検知センサによって部屋の中の人の有無の確認に加えて、部屋の中の室内灯スイッチと連動させて、人が室内にいるときに誤って照射することがないよう安全を確保できる回路設計となっている。
施工時には、線量評価を行い99%以上の効果を出すために必要となる照射時間を計測するので、確実な効果が期待できるので安心して使用できるという。

■無償提供する医療関係事業者の要件として以下を想定している。
1.対象はコロナ感染症対策を行なっている病院、保健所、受け入れホテルなど
2.施工場所は、東京都内および近郊
3.1事業者に1セット
4.無償提供数 10セット
5.提供先は弊社基準で選定
6.無償 (工事費は実費での負担)

なお、BB除菌システムは部屋にUV-Cを照射中の数分間は、無人の状態にする必要がある。そのため、相部屋の病室など常に人が部屋にいる環境では利用できないとのこと。

希望の事業者は<申し込みフォーム>よりアクセス
http://bluebox.world/#box5

デオサーモ「ECR・ETSP」がにおい・かおり環境協会の技術賞を受賞

新東工業(株)が開発したパッケージ型の蓄熱触媒燃焼、蓄熱燃焼式脱臭・VOC処理装置デオサーモ「ECRシリーズ・ETSPシリーズ」が、公益社団法人におい・かおり環境協会(以下、におい・かおり環境協会)の令和2年度表彰において、技術賞を受賞した。

■におい・かおり環境協会 表彰事業とは
臭気問題に関連して、著しく貢献した個人、法人、団体またはグループを表彰し、より一層環境保全の進展に寄与することを目的とする表彰事業。今回同社が受賞した技術賞は、におい・かおりに関する調査研究または、臭気対策技術等に関して顕著な貢献があったと認められた場合に受賞する賞。

■授賞理由
同社開発のデオサーモECRシリーズ・ETSPシリーズは、従来の燃焼式脱臭処理装置の課題であった「2~3週間を要する大掛かりな設置工事」に対して、コンパクトなパッケージとして完成品の状態で出荷することにより、最短1日での設置を実現し環境負荷の低減や脱臭装置の導入のためのコストを大幅に低減することができる点が評価された。また、装置を構成する様々なユニットを最適化することにより、コンパクトで省エネ効果の高い燃焼脱臭処理装置となった点も評価されたとのこと。

■デオサーモシリーズについて
デオサーモシリーズは、工場から排気されるVOCや臭気物質を燃焼し、浄化させる装置。大量の排ガスを燃焼浄化させるためには膨大な熱エネルギーが必要だが、デオサーモシリーズは触媒と熱交換器としてセラミックを利用することで低ランニングコストを実現している。加えて燃焼方式についても、蓄熱方式を採用しているデオサーモシリーズは熱交換の効率が92%以上と非常に高いことから、従来装置に比較して環境負荷が小さく、低ランニングコストを実現している。
排ガスを処理する大型の浄化装置は製造工場の敷地内に設置することが一般的である。デオサーモシリーズは、工場建物の屋根に設置して工場敷地の有効活用をするものから、完成品をそのまま国内外にコンテナ輸送して設置することで工事日数を劇的に短縮するものまで、用途に合わせた幅広いラインナップを有している。このため、大規模なガス浄化から簡易的で身近なガス浄化まで、お客様の設置状況に合わせた選択肢を提案することができる。
今回受賞した「ECR・ETSPシリーズ」の特徴は、従来の浄化装置とは異なった低重心・低ルーフ構造であり、外観についてもパネル構造を採用することでスッキリとした見た目となっている点。工場内の景観を阻害することなく設置が可能な上、完成品として顧客工場へ出荷できるため、多くの顧客に採用されているという。

なお、今回の受賞に際して、2020年12月14日(月)に開催された「第33回におい・かおり環境学会(オンライン開催)」にて表彰された。
同社はこれからも、匂いでお困りのお客様に対して独自の脱臭処理技術を提案し、環境負荷の低減に貢献していくとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000058550.html

ソニーにLiDARの増産を依頼、iPhone 13の全モデルに搭載

台湾のテック系メディアDigiTimesは1月4日、アップルがソニーと3年間の契約を結び、LiDARスキャナーの増産を依頼したとの記事を掲載した。アップルは現在、Phone 12のProシリーズ限定でこのテクノロジーを搭載しているが、今年発売のすべてのiPhone 13シリーズにLiDARカメラを搭載し、その機能を向上させるという。

DigiTimesによると、ソニーは「次世代」のLiDARコンポーネントを生産し、新たな取り組みには、LiDARをiPhoneのコア機能にしていくことが含まれているという。
LiDARスキャナーは、写真撮影の深度マッピングや3Dスキャンの性能を向上させる上で、非常に重要な役割を果たすが、このテクノロジーは2020年3月にiPad Proで最初に導入されて以来、ニッチな実装にとどまっており、今回のソニーとの契約は重要な意味を持つことになりそうだ。

LiDARスキャナーのポテンシャルについては、コンピュータビジョンなどを手がけるLaan Labsがユーチューブで公開した動画を観れば一目瞭然だ。動画では、3DモデリングやAR(拡張現実)にLiDARスキャナーを活用する事例が紹介され、再生回数は400万回を突破している。
アップルは今年の新端末の最大の差別化要因として、LiDARカメラを打ち出し、そのために多額の出資を決定したと考えられる。

iPhone 13シリーズに関しては、既に数多くのリーク情報が出回っており、従来よりも大幅に小型化したノッチや、次世代の5G通信への対応、巨大なストレージ容量やマスクを着用している際にも使える認証システムの採用などが報じられている。
アップルはさらに、その先の新機種として折りたたみ式のiPhoneを開発中とも伝えられているとのこと。

ニュースサイト(forbesjapan):https://forbesjapan.com/articles/detail/39148

大きな血糖変動が血管硬化に関連することを明らかに

順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学の若杉理美 大学院生、三田智也 准教授、綿田 裕孝 教授らの研究グループは、一日の中での血糖値の変化(日内血糖変動*1)や高血糖が2型糖尿病における血管硬化に影響を与えることを明らかにした。
今回の研究では、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管系の病気(心血管イベント*2)の既往歴のない2型糖尿病の患者を対象に、持続グルコース測定*3により評価した血糖コントロール指標と血管硬化との関連性を調査した。その結果、特に、大きな日内血糖変動を示す人では血管硬化が進んでいることがわかった。
これらの結果は、2型糖尿病患者において日内血糖変動をしっかりコントロールすることが血管硬化進展の抑制に繋がる可能性を示している。本研究成果は、英国の医学専門誌「Cardiovascular Diabetology」に掲載されたとのこと。

〔背景〕
糖尿病による血管硬化の進展は心筋梗塞や脳梗塞などの心血管イベントの発症を増加させる。従って、糖尿病の治療では、血管硬化の進展を予防することが重要な課題である。これまでの研究で、2型糖尿病患者では高齢であること、血糖のコントロールが悪いこと、糖尿病の罹病期間が長いこと、血圧が高いことなどが血管硬化を進める危険因子であることが報告されている。しかしながら、2型糖尿病患者における日内血糖変動を含む血糖コントロール指標と血管硬化との関連性は明らかになっていなかった。そこで、今回、血糖変動と血管硬化との関連性を明らかにすることを目的に、心血管イベントの既往歴のない2型糖尿病患者を対象として持続グルコース測定により評価した血糖コントロール指標と血管硬化の指標であるbaPWV(brachial-ankle pulse wave velocity)*4との関連性を調査したという。

〔内容〕
本研究では、順天堂医院等に通院中の心血管イベントの既往歴のない2型糖尿病患者445名を対象に持続グルコースとbaPWVを測定することで、血糖変動と血管硬化との関連性を分析した。持続グルコース測定による評価項目は、日内血糖変動の指標と血糖コントロールの指標として、目標血糖値範囲(70~180mg/dl)を満たす割合と治療域より低値である低血糖の割合(70mg/dl未満)、治療域より高値である高血糖の割合(180mg/dlより大きいあるいは250mg/dlより大きい)などとした。心血管イベントの高リスク因子と定義されるbaPWV≧1800cm/secを血管硬化群、1800cm/sec未満を非血管硬化群と定義し、持続グルコース測定により評価した血糖コントロールの指標とbaPWV≧1800cm/secとの関連性を検討した。
その結果、非血管硬化群に比較して血管硬化群では、日内血糖変動の指標が高値であり、高血糖の割合(250mg/dlより大きい)が高く、目標血糖値範囲(70~180mg/dl)を満たす割合が低いことがわかった。しかし、日常の臨床で使用されている過去1~2か月間の血糖コントロールの状態を反映するHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)*5は両群間に差は無かった。さらに、年齢、性別、HbA1cや血圧などオーソドックスな動脈硬化の因子を調整しても、日内血糖変動や高血糖(250mg/dlより大きい)の割合が大きいことが、baPWV≧1800cm/secに関連する有意な因子であることが分かった。
一方で、HbA1cとbaPWV≧1800cm/secとの関連性は認めなかった。このことから、食後の血糖値の大幅な増加などの血糖変動が心血管イベントの発症リスクを増加させる可能性が考えられた(画像)。
以上より、日常の臨床で血糖コントロール指標として使用しているHbA1cではなく、持続グルコース測定により評価した日内血糖変動の指標や高血糖の指標が血管硬化に関連していることが明らかになった。従って、血管硬化を評価するには、HbA1cの測定のみでは不十分で、持続グルコース測定を行い血糖の変化を把握することが重要であると考えられるとのこと。

〔今後の展開〕
今回、日内血糖変動が2型糖尿病患者の血管硬化と関連することを明らかにした。血管硬化が進行し、心血管イベントを起こしてしまうと、患者の寿命が短くなる、あるいは生活の質が大きく損なわれることもあり、経済的な負担も増加してしまう。持続グルコース測定により評価した日内血糖変動の指標や高血糖の指標を改善させることが、心血管イベント発症の予防策となるかを検証することが重要と考えられる。 今後は、日内血糖変動の指標や血糖コントロールの指標が動脈硬化が進行して起きる心血管イベント発症に関連するのかを明らかにしたいと考え、さらに、それらの指標を改善させることが、動脈硬化や心血管イベントの抑制に繋がるかを検証する予定としている。

〔用語解説〕
*1 日内血糖変動:血糖は健康な人でも、食事の内容や量、運動やストレスなど様々な要因により一日の中で変化しており、これを日内血糖変動という。糖尿病では、インスリンの分泌が低下していたり、あるいはインスリンの効きが悪くなっており、食後の血糖がより増加しやすい状態になっている。また、糖尿病の治療薬の影響などで低血糖を起こす場合がある。このような理由で、糖尿病の患者では、一日の血糖の変動が大きくなる。
*2 心血管イベント: 心血管イベントとは、心筋梗塞や脳梗塞などに代表される心血管系の病気のこと。糖尿病患者ではこのような心血管イベントによる死亡が多いため、心血管イベントの発症を回避することは糖尿病治療において重大な課題である。
*3 持続グルコース測定: 500円玉大のセンサを上腕の背部などに貼り付け、皮下の間質液中のグルコース濃度を持続的に測定する。今回使用したフリースタイルリブレプロ(アボット社)は、最長14日間、15分毎にグルコースを自動的に測定・記録することが可能。装着時の痛みがなく、日常の生活制限はほとんどない。血糖値は1日の中でも変動している。持続的にグルコースを測定する事の利点は、これまで把握することができなかった1日の血糖値の変化を知ることができることである。すなわち、食後の高血糖や低血糖、睡眠中の血糖値の推移や薬の効果などを確認することができる。
*4 baPWV (brachial-ankle pulse wave velocity) 上腕-足首脈波伝播速度:心臓からの血液が押し出される際に生じる動脈の脈動が末梢へと伝播する波が脈波であり、血管が硬いほど速く伝わるという原理を利用して、血管の硬化を簡便に検査できるのが脈波伝播検査。両上腕、両足首に血圧測定カフ(腕帯)を巻いて、血管を流れる血液の脈動の速さ測定する。
*5 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー):HbA1cは、体内に酸素を運ぶ赤血球内のタンパク質のひとつであるヘモグロビンとブドウ糖が結合した糖化ヘモグロビンの一つ。血糖値が高いほど、結合しやすくなり、HbA1cは高値となる。過去1~2カ月の血糖の平均的な状態を表し、正常範囲は、4.6%~6.2% 。

プレスリリースサイト(juntendo):https://www.juntendo.ac.jp/news/20210108-01.html

「LINC Biz mobility」温湿度管理ソリューションの提供を開始

(株)AIoTクラウドは、テレマティクスサービス『LINC Biz mobility』による新たな支援として、食品や医薬品の輸送・流通に携わる事業者などに向け、位置情報とともに温湿度の測定・管理が可能なソリューションの提供を開始した。

食品衛生法の改正に基づき、全ての食品等事業者は2021年6月までに「HACCP※1」に沿って運搬も含めた全工程での衛生管理体制(計画策定と記録保存を行い、工程の「最適化」「見える化」)を整備することが義務付けられる。また、医薬品においても、適正流通(GDP※2)ガイドラインが公布されるなど、輸送中における温湿度管理の重要性はますます高まっている。

こうした動きを受け、同社は位置情報をはじめとしたさまざまなデータの測定が可能なテレマティクスサービス『LINC Biz mobility』と温湿度センサを連携させることで、温湿度センサが取得したデータをクラウドへ送信するだけでなく、それらのデータを見える化し記録・保管、異常の検出・レポート作成などの機能を一括して提供する。簡単に設置できるので、車両だけでなく荷物単位での管理も可能という。

併せて同社は旭化成(株)と協業し、本ソリューションを活用した保冷ボックス輸送中の温湿度データ取得と鮮度算出に関する本格的なサービス展開に向け、さまざまな検証を進めていくとのこと。

〔サービス名〕
 テレマティクスサービス『LINC Biz mobility』温湿度管理ソリューション
〔基本構成〕
 ・GPSモジュール端末<CB-G200J-H>
 ・ティアンドデイ社製温湿度センサ ※3
 ・LTE通信サービス
 ・端末管理クラウドサービス
 ・温湿度管理クラウドアプリ
〔主な販売対象(法人)〕
 ・食品・医薬品の輸送・流通に携わる事業者
 ・温湿度管理ソリューションサービスを提供する事業者
〔提供開始日〕
 2021年1月8日

■ 主な特長
1.既存の車両にも手軽に温湿度管理ソリューションの導入が可能
2.温湿度の異常検出・レポート作成機能により、事業者のHACCP/GDP対応を支援
3.保冷車だけでなく、保冷ボックスや配送用カート(カゴ車)の温湿度管理にも対応

※1 Hazard Analysis and Critical Control Point:2021年6月に完全制度化される、食品等事業者が実施すべき食品の衛生管理基準
※2 Good Distribution Practices:医薬品の製造工場出荷後の流通過程における品質保証を目的とした指針
※3 株式会社ティアンドデイ製「おんどとり」
親機:<RTR500BC>、子機:<RTR501BL/RTR502BL/RTR503BL/RTR507BL>

ニュースリリースサイト(sharp):https://corporate.jp.sharp/news/210108-a.html