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電力変換の高効率化・簡略化に貢献する高集積の1.5A同期整流式DC-DCコンバータ

STマイクロエレクトロニクスは同期整流式DC-DCコンバータ「L6981」を発表した。
高効率DC-DCコンバータの製品ファミリを拡充する同製品は、パワー素子、フィードバック回路および安全機能を集積しており、電源設計の簡略化に貢献するという。

L6981は、最大1.5Aの電流を負荷に供給し、全負荷時に90%(Typ.)の効率を実現する。軽負荷時の効率、またはノイズ性能を最適化した2品種を提供している。
軽負荷モード向けの「L6981C」は、パルス・スキッピングを使用して軽負荷時の効率を最大化することができ、バッテリ駆動機器の動作時間を延長する。ノイズ性能が最適化された「L6981N」は、スイッチング周波数が一定のPWM(パルス幅変調)モードで常に動作し、軽負荷時の電圧リップルを最小限に抑えるとのこと。

両製品共に、3.5V~38Vの入力電圧に対応しているため、24Vのバス駆動による産業機器や、12V / 24Vのバッテリ駆動機器、冷暖房空調設備の電源、分散型のIoT機器、スマート・センサのほか、常時動作するアプリケーションに最適。出力電圧は、外部抵抗を使用することで、0.85Vから入力電圧値まで調整可能。

内蔵機能には、ハイサイド / ローサイドNMOSパワー・トランジスタ、フィードバック・ループ補償、過電圧保護、過熱保護などがある。ソフトスタート回路も内蔵しているため、突入電流を制限して出力電圧スロープを一定に保つことが可能。また、イネーブル・ピンにより、パワーアップ / パワーダウンのシーケンス制御が可能で、L6981Nではクロック信号を印加して同期させることができる。L6981は、STによる10年間の長期供給保証の対象製品であるという。

電源開発において迅速な製品選定に貢献する評価ボード「STEVAL-L6981CDR」(L6981C用)および「STEVAL-L6981NDR」(L6981N用)も提供されているとのこと。

L6981は現在量産中。堅牢で実績のあるSO8Lパッケージで提供され、単価は1000個購入時に約1.00ドル。

ニュースリリースサイト(ST):https://newsroom.st.com/ja/media-center/press-item.html/n4338.html

千葉大、非接触型環境センサでこころの状態を推定することに成功

 千葉大学大学院工学研究院の小室信喜准教授と平井経太准教授は、人文科学研究院の一川誠教授とともに、室内の温度やにおい、音などの人間の知覚に関わる室内環境のデータを取得するセンサネットワークシステムを開発し、取得したデータからその環境内にいる人間のこころの状態(心的状態(注1))を推定するシステムを開発した。 その結果、環境データのみを用いて個人のストレスや覚醒度(注2)、疲労度、快適度の状態を80パーセント以上の高い精度で推定することに成功した。
 本成果は、どの環境データが心的状態にどの程度影響を与えるか分析できるため、ストレスの少ない環境の設計や評価に幅広く応用できることが期待される。
 本研究成果は、国際科学誌Scientific Reportsに掲載された。

●研究の背景:心的状態推定における課題
 学習・労働環境が変化しつつある現代社会/社会情勢において、メンタルヘルス対策、学習・労働の作業効率化、人為的作業ミス対策として、ストレスや疲労感、快適感、感情的覚醒度などの人間の心的状態の把握と環境改善が重要である。心理学や認知科学で用いられてきた実験データやアンケート等の手法で得た心的状態の把握は心理特性の主観的な解明には効果的だが、客観的に解明するのは困難である。一方、体温や心拍数等の生体データ・心理指標と心的状態との対応を解析する研究は、客観的かつ高精度で心的状態を推定できるが、人体に取り付ける必要がある接触型センサを用いるため、私たちの生活に浸透させるにあたって大きな障害になる。
 これらの経緯から、心的状態推定システムの実用化に向けた課題解決策として、客観的かつ非接触的な手法で心的状態を推定することが望まれるという。

●研究の手法:非接触型環境センサ(注3)による心的状態推定
 本研究では、非接触型環境センサデータのみを用いて人間の心的状態を推定するシステムを開発した。
 まず、人の知覚に関わる環境データ(温度、湿度、照度、照明色、におい、音など)や室内環境データ(CO2濃度、微粒子など)、および生体センサ(注4)から得られる生理的データ(皮膚体温、心拍)を総合的に収集し、環境データと生理的データを紐づける。
この収集データをもとに深層学習(注5)によって環境データから得られる生理的データの精度を上げていく。これにより、本システムではどのような場所においても接触型である生体センサを使うことなく環境データのみを用いて心的状態を推定できるようになる。
 実験では、研究室で作業する10名(教員2名・学生8名)を対象に、システムを用いて人間の知覚に関わる環境データのみから個人のストレスや覚醒度、疲労度、快適度の状態を推定した。その結果、80パーセント以上の精度で心的状態を推定できることがわかった。この結果より本システムでは、非接触型センサのみを用いて、従来の生体センサによる手法と同程度の精度を達成できたと言えるとのこと。

●今後の展望
本研究成果により、ストレスが少なく、より働きやすい労働環境・教育研究環境をサポートするシステムの開発が進展するものと期待できる。非接触型環境センシングデータのみを用いて高い精度で客観的に心的状態を推定できるという結果は、今後の研究アプローチに役立つ知見である。近い将来、センサノードが小型化し、スマートフォンやノートパソコンに搭載されれば、学習・労働環境が多様化する現代社会において、個人情報である生理的データを用いずとも客観的視点でメンタルヘルスをモニタリングできるようになると期待できるとしている。

●論文情報
タイトル:Predicting individual emotion from perception-based non-contact sensor big data
著者:Nobuyoshi Komuro, Tomoki Hashiguchi, Keita Hirai, Makoto Ichikawa
DOI:https://doi.org/10.1038/s41598-021-81958-2

●用語 (注1)心的状態:ここでは、ストレス度、覚醒度、疲労度、快適度を総称して心的状態と呼ぶ。従来研究では、生体センサデータ(心拍数や皮膚体温の変化)から、交感神経と副交感神経のバランスを解析することによって、覚醒度、快・不快度を求めるような研究が行われている。
(注2)覚醒度:興奮状態・集中状態の度合い。
(注3)非接触型環境センサ:ここでは、温度計や湿度計のように、人の体に身に着けることなく計測できる環境データを非接触型環境データと呼ぶ。本研究では、温度、湿度、照度、照明色、におい、音など、人間の知覚に関わる環境データを計測。
(注4)生体センサ: 生体センサから、交感神経と副交感神経のバランスを解析することによって、心的状態(ストレス度、覚醒度、疲労度、快適度)を求める。生体センサから得られる心的状態および環境データをビッグデータ解析することによって、非接触型環境センサデータのみ用いて心的状態を推定することが可能。
(注5)深層学習:人間の脳神経回路をモデルにした多層構造アルゴリズム「ディープニューラルネットワーク」を用い、データ解析・処理を実現するAI(人工知能)技術。

プレスリリースサイト(chiba-u):
https://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/files/2021/20210413non-contact.pdf

バイタルセンサ無線ネットワークを用いた体調管理システムの実証実験を実施

OKIはこのたび、情報通信研究機構の委託研究「未来を創る新たなネットワーク基盤技術に関する研究開発」に基づき、大阪市立大学、関西大学、明治大学、(株)ソリトンシステムズと共同で、屋外の広い場所に分散して動き回る人の体調情報をバイタルセンサ無線ネットワークを用いてリアルタイムにモニターする体調管理システムの実証実験を行い、体温・脈拍などの情報を人数や移動速度に関わらずリアルタイムに収集することに成功した。これにより、数百人規模での運動会や遠足など、教育現場のさまざまな場面で、全生徒の体調をモニターするシステムの運用が可能になるという。

年々深刻化する夏場の猛暑の影響もあり、教育現場では運動中の熱中症などによる生徒の体調不良が問題となっている。生徒が自身の体調変化に気づかないことも多いため、教師が正確な体調情報を病院に伝えられず重症化や死亡につながることもある。このような背景から、生徒一人ひとりの体調の異変を早期に発見し、素早く対処することで重症化を未然に防ぐシステムが期待されている。
一方で、運動中の人間から体温や脈拍などの体調情報を計測しリアルタイムにモニターするシステムはトップアスリート向けに商用化されているものの、運用コストが高いことに加え、通信距離の制約があり、利用人数も数十人程度に限られることから、教育現場での利用は現実的ではない。

OKIは、920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop®」で培ったマルチホップ無線ネットワーク(注1)技術をベースにバイタルセンサ無線ネットワークを開発し、高頻度にセンサ間のネットワークを再構成することでセンサを付けた人の高速移動に対応し、センサ間で無線帯域を効率的に共有することでデータの収集率を向上させた。これにより、広い領域(屋外のスポーツグラウンド規模)において、多人数(~数百人)が高速移動(~10m/s)している状態で、各人の体温や脈拍等のデータを低遅延(10秒以下)で収集することが可能になるという。

本実証実験においては、学校施設の運動場を想定した屋外のグラウンドで、150個のセンサを新型コロナウイルス感染予防策(注2)を徹底した68名の被験者の両腕に付けて運動してもらい、各自の体温および脈拍等を90%以上のデータ収集率で得られることを確認した。
また、ライセンスを必要としない920MHz帯を利用していることで、低コストでのネットワーク構築が可能となり、体育の授業はもちろん、数百人規模での運動会や遠足など教育現場のさまざまな場面で、通信費用をかけることなく全生徒の体調をモニターする体調管理システムへの適用が見込めるとのこと。

OKIは、本実証実験の成果を活かし、教育現場等でのさまざまな課題解決に向けて、バイタルセンサー無線ネットワークを用いた体調管理のためのソリューション提供を目指す。教育用途以外にも、団体旅行の参加者や建築現場作業員の体調管理、スポーツクラブチームのパフォーマンス管理など、さまざまなシーンに応用可能と考えているとしている。

注1:マルチホップ無線ネットワーク
複数の無線装置を経由して、バケツリレーのようにデータを伝送する通信方式。親機から直接電波が届かなくても近隣の子機を経由してネットワークに接続できるため、広いエリアの無線ネットワークを低コストで構築できる。

注2:新型コロナウイルス感染予防策
新型コロナウイルス感染症対策として、被験者間のスペースをとるために隣接するグラウンド、球戯場の2つを使用し、施設のガイドラインに沿って実施した。被験者には受付時に個人情報利用の同意を得たうえで連絡先の記録に協力いただき、手の消毒と検温、マスク着用による参加を徹底した。また、センサを人に付け替える際には、都度消毒を実施した。

ニュースリリースサイト(OKI):https://www.oki.com/jp/press/2021/04/z21005.html

スマホに差して匂いを計測するデバイス「noseStick」福岡にてポップアップストアに出展

I-PEX(株)は、開発した「匂いを見える化する」デバイス「noseStick(ノーズスティック)」を、2021年4月14日(水)~5月30日(日)の期間、体験型ストアb8taが福岡市内3拠点で開催するポップアップストア「b8ta Pop-Up Store Fukuoka 2021」に出展する。

期間中、「noseStick」を使った「匂いの見える化」デモとして、「手のひらの匂いによる感情分析」を実施、来訪者は「noseStick」に触れ、匂いセンサによる「最・尖端」を体験できる。併せて4月7日(水)~4月30日(金)の期間、東京・新宿の「b8ta Tokyo – Shinjuku Marui」にも出展し、東京でも体験できる機会を設ける。

■「noseStick」の概要およびデモについて
「noseStick」は、スマートフォンに挿すだけで特定の匂いを計測できるデバイス。「匂いの見える化」を実現する「noseStick」には、I-PEXが開発した複数の検知素子が検出する「匂い分子のパターン」を認識し識別する匂いセンサを組み込んでいる。
今回実施するデモは、I-PEXが開発するアプリケーション「御機嫌如何(ごきげんいかが)」を用いた、「手のひらの匂いによる感情分析」である。
手のひらを「noseStick」にかざすことで、「高揚している」「落ち込んでいる」「気が張っている」「気が緩んでいる」の4つの気分の割合を分析。人間の手のひらが発する物質はその時々の状態や感情によって変化することから、「noseStick」での検知とAIによる分析を組み合わせることで、手をかざした人の「御機嫌」として表示する。
なお「noseStick」は現在開発段階であり、「b8ta Pop-Up Store Fukuoka 2021」および「b8ta Tokyo – Shinjuku Marui」へは参考出展だとのこと。

■匂いセンサへの取り組みについて
I-PEXは、かねてよりMEMS技術を活用した匂いセンサの具現化に取り組み、これまでに匂いセンサ「nose@MEMS(ノーズメムス)」および「noseStick」を発表、幅広い業種・業界から数多くの反響を得ている。
こうした中、2019年よりI-PEXと凸版印刷(株)は、匂いセンサとAIを組み合わせて顧客の課題を解決する「匂いセンシング事業」を共同で推進している。I-PEXが匂いセンサの開発およびデバイスの提供を行い、凸版印刷が顧客の匂い課題に対応したAIの開発を行っているという。

■今後の目標
I-PEXは、「b8ta Pop-Up Store Fukuoka 2021」および「b8ta Tokyo – Shinjuku Marui」への出展を通じて、匂いセンサに関する新たなアプリケーションの開発や新たな用途での活用に向けての意見、要望を募ることで、「noseStick」や「nose@MEMS」など匂いセンサおよび匂いセンサを利用したデバイスのさらなる研究開発や性能、精度の向上を進めていく。
また、匂いをセンシングすることで、食料品の品質・鮮度管理、工場等での危険臭気検知、呼気や体臭による疾患検知、ホテルや介護施設、自動車内の空間品質管理など、幅広い課題が解決できると想定されている。I-PEXの匂いセンサと、凸版印刷によるAIモデルを搭載したアプリケーションを組み合わせることで、これまで存在しなかった匂いを通じた総合的なサービスの提供を目指していくとしている。

ニュースリリースサイト(I-PEX):https://www.corp.i-pex.com/ja/news/683

衛星データ分析による水田域のモニタリングプロジェクトを展開

(株)DATAFLUCTは、衛星画像を基盤とした水田域のモニタリングプロジェクトを展開し、フェーズ1として、約80%の精度で水田域の判定に成功したことを発表した。 同社はデータサイエンスの力で社会課題を解決しSDGsに貢献することを目指しており、今年1月の『DATAFLUCT smartcity series.』発表など同分野において積極的な事業開発を進めている。今回のプロジェクトは、国立研究開発法人 国立環境研究所の依頼を受けて開発を進める新たな取り組みという。

■プロジェクトの背景
温室効果ガスのうち二酸化炭素に次いで重要とされる物質がメタンであり、その吸収・排出量を正確に把握することが求められている。酸素のない状態で有機物が分解されることでメタンは発生しまするが、水田に水がある状態ではこの条件が揃い、メタンの発生が促進される。国立環境研究所は、地球温暖化問題への取り組みの一環として、水田を効率的にコントロールしメタン排出を減らすための研究を進めている。

■DATAFLUCTの取り組み
今回のプロジェクトでは、マイクロ波の跳ね返りを基にすることで天候や時間帯に左右されない「SAR画像」(Sentinel-1衛星)と、光学センサで太陽光を観測し、地上からの反射・放射される強度の違いで物体を識別する「光学画像」(Sentinel-2衛星)を組み合わせ、AIによる機械学習で水田をモニタリングすることを目指す。
現時点(フェーズ1)では、約80%の精度で特定エリア内の水田域の判別が可能となり、今後はさらなる多角的な分析に向けて開発を進めていくとのこと。

【分析の概要】
・目的: 東南・東アジア地域の水田域抽出(フェーズ1)
・対象地域: 東南・東アジア地域※の6カ国から選定した、9箇所のエリア(5km×5km四方)
 ※インド、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、日本
・モデル: 衛星画像を基盤にした土地被覆分類モデル(水田有無判定に注力した2値分類モデル)

ニュースリリースサイト(DATAFLUCT):https://datafluct.com/release/1422/

搭乗型ロボット自動走行モビリティ「ガルー」を医療福祉業界で活用するパートナー募集

(株)Doogは、自動追従機能に加えて、新規開発した自動走行機能であるメモリトレース機能を搭載した一人乗り搭乗型ロボット自動走行モビリティ「ガルー」の国内パートナーを募集する。

■搭乗型ロボット「ガルー」について
Doog独自のロボット自律移動技術を電動車椅子のベースに搭載したのが搭乗型ロボット「ガルー」である。自動追従機能を搭載した製品版は、空港向けパッケージ製品として同社のシンガポール子会社であるDoog International Pte. Ltd.から2019年に製品化され、チャンギ空港に導入された。チャンギ空港では、ガルーに乗客が1名ずつ乗車して最大3台を同時運行し、追従走行によって搭乗ゲートから入国審査への移動、トランジットの移動などに活用している。スタッフが所持するスマートフォンから簡単に操作でき、未来的なモビリティデザインであることが特長で。また、スマートフォンを用いないスタンドアロンでボタン操作によるシンプルな運用も可能という。
2020年には、シンガポールで高齢者福祉サービスを提供するLentor Residence社に導入され、高齢者福祉分野でのガルーの運用が始まっている。Lentor社では、従来の手押し車椅子をガルーに切り替えることで、少ないスタッフでも高頻度のお出掛けサービスが提供できることが確認されたことからガルーの導入に至った。ガルーの導入により、スタッフがより生産性の高い業務に従事できることや、お出掛けサービスをこれまで以上に利用しやすいものに出来ることが期待されるとのこと。

■自動走行機能「メモリトレース」の追加搭載
同社が独自に新規開発をした自動走行機能である「メモリトレース機能」を追加した。メモリトレース機能は、自動走行させたい走行ルートを人がガルーを操作して誘導するだけで、周囲の風景を記憶し、走行経路の誘導が完了した瞬間に自動走行用のデータの生成も完了する。200m級の超長距離を3次元計測できるセンサ3D-LiDARを搭載することにより、あらゆる街中や建屋内での自動走行が可能という。

■高齢者福祉業界・医療業界向けに展開を進めるパートナーを募集
同社ではガルーを航空業界のみならず、高齢者福祉や医療現場などにおいて活用しやすい機器に進化させていく。自動走行モビリティ「ガルー」のみならず、協働運搬ロボットシリーズも介護や医療方面で活用できると期待している。具体的には下記の運用シナリオを想定し、パートナー事業者と協力して事業展開を進められることを期待し、協業パートナーを募集している。
○介護福祉、高齢者福祉分野における販売パートナー
○革新的なモビリティサービスのソリューションインテグレータ
また、これら以外にも、スマートシティ向けパッケージや実証導入パッケージとして同社より提供/協力ができる場合もあるので問い合わせのこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000043289.html

人間ドックのオプションとして「睡眠ドック」のサービスを提供開始

(株)S’UIMINと筑波大学附属病院つくば予防医学研究センターは、共同で、睡眠を科学的に検査・評価する「睡眠ドック」のサービス提供を、4月1日より開設した。

【背景】
日本人の4人に1人が睡眠に悩んでいるという報告や、睡眠不足による国の経済損失が年間14.7兆円になるという試算があり、睡眠は現代的な社会問題のひとつとして認識されつつある。
一人ひとりが抱える睡眠の問題は、十分な睡眠時間が確保できない「睡眠不足」をはじめとし、眠りたくとも眠ることができない「不眠症」や、睡眠中に呼吸がとまってしまう「睡眠時無呼吸症候群」など多岐に渡る。自覚症状がないにもかかわらず深刻なケースもあり、放置することで生活習慣病や認知症などの健康問題や重大事故のリスクが高まることも知られている。
しかし現状では、活動量計による日常の睡眠モニタリングや、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査こそ一般的になりつつあるが、いずれも睡眠の質を詳細に調べることは困難である。また、睡眠クリニックは全国に約100施設ほどしかなく、幅広い睡眠の問題を包括的に検査できる環境は限られているとのこと。

【受診対象】
・夜によく眠れない方 ・日中に眠気を強く感じる方 ・自分の睡眠を詳しく調べたい方 ・そのほか受診を希望する全ての方 同じ「不眠傾向を感じる」、「睡眠が6時間で足りているか不安」という課題感でも、その背景に抱えている問題は異なる場合がある。睡眠状態と問診アンケートを組み合わせた「睡眠ドック」は、そうした問題の詳細を把握して、個々に最適な改善策につなげるという。

【検査内容】
1.睡眠計測
既設の基本ドックを実施したうえで、5晩の睡眠測定および、2晩のSpO2検査を行う。また、デバイスの装着法は、つくば予防医学研究センターの臨床検査技師が指導する。
2. 各種アンケート
人間ドック受診日に、全60問程度の各種アンケートを実施し、睡眠に関わる問題を網羅的に調べていく。
3.検査後のフォロー
評価結果に応じて、専門医の紹介等を行う。睡眠時無呼吸症候群の兆候が認められた場合は近隣または筑波大学附属病院の睡眠呼吸障害外来の受診、頻尿による睡眠障害の場合は近隣または筑波大学附属病院の泌尿器科外来(男性更年期に由来すると思われる場合)の受診、それ以外の睡眠障害の場合は当該研究に関わる筑波大学の専門医の面接を推奨する。

【検査料金】
オプション料金として、33,000円(税込み)。 なお、睡眠ドック受診には、つくば予防医学研究センターの基本ドックの受診が必要。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000038776.html

novotechnik、非接触ロータリーセンサRFE-3200シリーズを発売

Novotechnik社は、この度、非接触の角度センサ(ロータリーセンサ)RFE-3200シリーズを発売する。

建設機械、農業機械(トラクタ等)の車載アプリケーションで使用されるセンサは、埃や汚れ、振動等の機械的負荷、耐食性、低温から高温までの広い温度範囲など、さまざまな環境の影響下において確実に動作する必要がある。また、限られたスペースへの設置にはコンパクト寸法、フェールセーフに対応した安全関連アプリケーションの冗長性、および低コストが求められる。
これらの要件を満足するものとして、novotechnik社は磁気式ロータリーセンサRFE-3200シリーズを開発したという。

主な仕様
(1)回転機構側に取り付けるポジションマーカー(永久磁石)とセンサ本体は、非接触構造。
  車載アプリケーションに要求されるISO-pulseやISO 11452の最も厳しいEMC規格にも準拠している。

(2)計測値は汎用性の高いアナログ出力(電流または電圧)。
  また、車載アプリケーションで採用される 「CANopen」または「CANSAEJ1939」のフィールドバスにも対応した機器も取り揃えている(※1)。

(3)デュアルチャンネル出力設計は、DIN EN ISO 13849、PLd / Catに準拠した安全関連アプリケーションの冗長性に適している。

発売予定:2021年6月

※1「CANopen」および「CAN SAEJ1939」は建設機械、農業機械、産業用のトラック等の車載アプリケーションに採用が進むネットワーク。RFE-3200シリーズは他の汎用デバイスと同じネットワーク上で制御できるようになる。

製品紹介サイト:http://novotechnik.jp/2021/03/24/nt-news-rfe-3200/

水中構造物点検や検査への活用に向け、FIFISH PRO W6 工業用水中自航型ロボットカメラ

(株)ジュンテクノサービスは、中国深圳のQYSEA Technology Co.,Ltdより工業用途で使用が可能な新製品「 FIFISH PRO W6 」の取り扱いを開始した。

FIFISH PRO W6は既に予約販売を開始しているが、パワフルで小型水中ドローンに比べて流れに強く、ほかメーカーに劣らない多くのオプションツールに対応する拡張性を持ち合わせ、産業用途に対応するという。


■「FIFISH PRO W6」の五つの特徴
〔1〕. 基本仕様(オプションなし、基本搭載について)
・機体本体
・本体用充電器
・コントローラー
・コントローラー用充電器
・取付式ロボットアーム
・305mテザーケーブル及びリール
・3m通信ケーブル
・専用ハードケース
・デュアル4Kカメラ
・交換可能バッテリー
・レーザースケーラー
・5拡張性インターフェース
※別途様々なオプション製品も用意

〔2〕.簡易的な計測ツールとして利用可能、ARスケーラーとレーザースケーラー
ARスケーラーはメーカー独自の人工知能ビジョンアルゴリズムによって算出された、目標物のサイズを自動的に算出。レーザースケーラーはレーザービームを使用し、10cmの参照点を基準として簡易的な目安計測が可能。

〔3〕.座標と深度を表示、U-QPS水中測位システム
U-QPS水中測位システムは水中での機体本体の位置、方向、深度、距離、高度を表示するシステム。またリアルタイムに潜航した軌跡を最大300秒まで視認することも可能。今後はPOI(特定の場所を保存してナビゲートするシステム)の記録や、ルート設定、自動航行なども設定できるよう開発中。

〔4〕.視野を広く、デュアル4Kカメラシステム
作業効率を図るべく一つのカメラで認識するだけでなく上下2つのカメラで画像データの取得が可能になった。作業後のデータ分析は今後メーカー専用のソフトウェアを使用することで分析やデータ抽出もできる予定とのことで、静止画の有効画素数は1200万画素、ビデオ解像度は4K UHDで撮影できる他、垂直視野100°、水平視野166°とこれまでと同様に高確な視野角を保持することが決定している。

〔5〕.バッテリーは取り外し可能な交換式を採用、給電システム利用で長時間作業も実現
流速の早い場所では、モーターの回転数によってバッテリー持続時間が減少傾向にあるが、メーカー初となる陸での電力供給が可能になった。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000048475.html

ST、高効率の電力変換を実現する高精度オペアンプを発表

STマイクロエレクトロニクスは、MHzのゲイン帯域幅と11V/μsのスルー・レートを備えた高精度・広帯域オペアンプ「TSV7722」を発表した。 同製品は、電力変換回路および光学センサにおける高速信号処理と高精度電流測定に最適という。

TSV7722は、最大200µV(25°Cでの標準値50µV)の入力オフセット電圧とわずか7nV/√Hzの入力換算雑音電圧密度により、高精度のローサイド電流測定が可能。また、標準入力バイアス電流が2pAと低いため、煙式火災報知器などの光学センシング・アプリケーションにおいて、フォトダイオード電流を高精度で測定することができる。ユニティ・ゲインで安定的に動作し、47pFの負荷で仕様が規定されているため、A/Dコンバータ(ADC)の入力バッファとしても使用可能。
動作電圧範囲は1.8V~5.5Vで、マイクロコントローラなどの低電圧CMOS製品と同じ電源から給電でき、低いバッテリ電圧でも動作することができる。さらに、動作温度範囲全体にわたり、優れた精度と安定性を備えているため、高精度の抵抗器や組立て後のトリミングなしで高い精度を実現し、回路設計の簡略化に貢献するとのこと。

TSV7722は、高精度かつ迅速な電流測定を電力変換システムに提供することで、スマート・モビリティ、太陽光発電パネル、通信インフラ、コンピュータ・サーバなどのアプリケーションにおいて電力効率の向上に貢献する。車載用製品は、2021年後半に提供が開始される予定。また、STが提供する長期供給保証プログラムの対象製品として、10年間の長期供給が保証されているという。
TSV7722は現在量産中で、MiniSO8およびDFN8パッケージで提供される。単価は、1,000個購入時に約0.39ドル。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001147.000001337.html