EVLMG1-250WLLCは、基板外形が100 x 60mm、部品の最大高さが35mmの250W共振コンバータで、1個のハーフブリッジ・ゲート・ドライバ「STDRIVE」と2個の650Vノーマリー・オフ型GaNパワー・トランジスタを1パッケージに集積したMasterGaN1を搭載している。2個のGaNパワー・トランジスタは、タイミング・パラメータのマッチングがとられており、150mΩのオン抵抗(Rds(on))と10Aの最大電流定格を備えている。ロジック入力は、3.3V~15Vの信号と互換性があるという。
MasterGaNファミリの製品は、対称構成と非対称構成を含む、ピン配置互換性を持つ高集積SiPで、薄型のGQFNパッケージ(9 x 9mm)で提供される。搭載されている回路の定格は最大650Vで、パッケージは高電圧パッドと低電圧パッドの間で2mm以上の沿面距離が確保されている。また、さまざまな定格電力の製品が提供されているため、ハードウェアの変更を最低限に抑えつつ、柔軟な設計が可能とのこと。
EVLMG1-250WLLCは、STのウェブサイトまたは販売代理店から入手可能で、価格は約230.00ドル。
ベーカーヒューズ社傘下のドラックは、革新的な新しい圧力制御モジュールPACE CM 3と次世代型の圧力センサADROIT 6000の販売を開始した。
PACE CM 3は、圧力計測における高精度、高速、安定性を顧客に提供する最速の圧力コントローラ。
ADROIT 6000圧力センサは、狭所にもフィットするように設計されており、幅広い温度範囲にわたって高度なレベルの圧力精度と信頼性を提供するという。
ドラックの副社長ドハーティ氏によると、
「当社のお客様は、圧力計測、テスト、校正においてドラック製品に信頼を寄せています。スマートフォンに使用されている大気圧センサの圧力測定装置の製造から、高速列車のブレーキシステムの製造、医療用の人工呼吸器や血圧システムの構築とテストに至るまで、PACE CM 3は業界に新たな基準を打ち立てます。ドラックのADROIT 6000産業用センサは、信頼性が高く正確な圧力計測が必須であるさまざまなアプリケーションの性能基準を引き上げます。重要な製造過程にける圧力測定は、わずかな誤差も許されません。」
さらに、「ドラックの革新的な新製品は、圧力測定の精度、速度、信頼性のレベル、そしてお客様のパフォーマンスを向上させ、また、たびたび求められる最も過酷な動作環境においての安心を提供します。PACE CM 3とADROIT 6000の需要レベルは、すでに私たちの期待を超えています。まるで、圧力制御と圧力測定技術のゲームチェンジャーになると運命づけられているかのようです」と述べている。
*1) National Voluntary Laboratory Accreditation Program *2) American Association for Laboratory Accreditation *3) Perry Johnson Laboratory Accreditation *4) United Kingdom Accreditation Service
放射温度計・サーモグラフィを比較校正に用いるため,温度可変黒体炉(Variable Temperature Blackbody) には,標準放射温度計と校正対象の放射温度計の波長評価において,空洞の実効放射率ができるだけ1に近いことや,高温域での時間安定性が求められる。これまでの黒体炉は,空洞材質の固有放射率が可視域の波長から赤外域の波長まで範囲で平坦でないため,測定波長に依存する不確かさの値が大きかった。放射温度計が測定する空洞の炉底にカーボンナノチューブ(以下CNT)基板を使用した高放射率温度可変黒体炉の外観と温度安定性(300℃)を図14に示す。CNTは,炭素原子が結合して出来た筒状構造で,5μmから12μmの広い波長範囲において0.98以上の高い固有放射率である。黒体炉の構造は,空洞部分にグラファィトを用い,放射温度計が測定する空洞の炉底にCNT基板を使用して,広い波長範囲(1.55~14μm)で高い実効放射率(0.999±0.001)を実現している。この温度可変黒体炉により放射温度計やサーモグラフィの測定波長の違いによる校正温度の不確かさを大幅に軽減することができる。