ドイツ、ミュンヘン –
RISC-Vカスタム・コンピュートのリーダーであるコダシップは、新しい低消費電力組込みプロセッサ・コアと、プロセッサ設計自動化ツールセットCodasip Studioの次世代製品を発表した。
Codasip L110は、消費電力制約が厳しいアプリケーション向けで、クラス最高の性能を提供する。 加えてユーザーはPPA (電力、パフォーマンス、およびエリア)を、特定アプリケーション向けに改善するために、簡単に独自のカスタマイズを施すことができ、特定アプリケーション専用プロセッサを手に入れることで、かつてないほどPPAを向上させることができる。
同時に発表したCodasip Studioの次世代製品であるCodasip Studio Fusionは、新しいレベルのカスタマイズである「Bounded Customization」を可能にし、ユーザーは完全に検証された高品質RISC-Vコアを迅速に市場投入できるようになる。Codasip Studio Fusionの「Bounded Customization」とCodasip L110の組合せでは、ベースライン コアの機能は保証されたまま、ユーザーはリスク無しでコアに新しい命令を拡張できる。またCodasip Studio Fusionが提供する新しい検証フレームワークは、カスタム命令の検証を大幅に楽にする。
■新しいCodasip L110 RISC-V CPU コアは市場を一変させる。
Codasip L110は、市場の同等コアと比較して、ワット当たりのパフォーマンスが最大50%向上し、コードサイズも20%小さくなる。コアは、さまざまなパフォーマンスとエリアのトレードオフレベルを可能にする柔軟かつ広範なコンフィギュレーションと、RISC-V標準拡張とコードサイズ拡張をサポートする。 加えてL110 は完全にカスタマイズ可能であるため、開発者はコアを拡張してPPAを大幅に向上させ、製品の差別化を図ることができる。
Codasipが、Codasip Studio Fusionを使用して開発したCodasip L110は、ステートマシンの置き換え、センサーコントローラ、IoTエッジなどの小面積、低消費電力アプリケーションに最適だという。
プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000099181.html