ABLICと東芝DS、「ifLink®プラットフォーム」で新たな巡回検知型漏水検知ソリューション

 ミネベアミツミグループのエイブリック(株)〔「ABLIC」〕と東芝デジタルソリューションズ(株)は、ABLICの独自技術CLEAN-Boost®を搭載した「バッテリレス漏水センサ」に、東芝デジタルソリューションズの「ifLink®プラットフォーム(以下:「ifLink」)」を組み合わせた巡回検知型漏水検知ソリューションを共創し、ビルや工場、マンションなどのファシリティ管理者など、建設や施設および関連業界向けに、ABLICから本日よりトライアルサービスの提供を開始する。

 本サービスは、ifLinkを活用することで巡回者がスマートフォンで直接漏水信号の受信、漏水情報の通知を受けることが可能なため、据置型の受信機器が不要で、従来に比べ漏水検知センサの設置が簡単であることから導入しやすく、初期導入コストを低減することができるとのこと。

 近年、建物や設備の老朽化に伴う保守メンテナンスの必要性が高まってきている。その中でもオフィスビルやテナントビル、商業施設では漏水が発生した場合、商品や設備の被害が大きくなり、経済的な損失につながる。また、工場やインフラ施設でも配管や設備老朽化への対応は喫緊の課題となっている。そのような中、漏水検知などの保守メンテナンスにおいて、デジタル活用によるスマート化のニーズが高まっている。

 ABLICのバッテリレス漏水センサは、無線タグとセンサリボンを接続して使用するが、電源を不要とし、水漏れした水から発電して無線で水漏れを知らせるセンサである。バッテリや電源、通信配線の敷設工事が不要で、配管に取り付けたり、壁や床に敷設するなどさまざまな場所への設置が可能で、既存の建築物や施設・設備に簡便に設置することができる。

 一方、ifLinkは、さまざまなWebサービスやIoT機器をモジュール化して自由に組み合わせることができるIoTプラットフォームで、その組み合わせで、製造、介護、小売・店舗、農業、エンタメ、教育など、現場のニーズに応じたさまざまなIoTサービスを簡単につくることができる。

 今回、ABLICは、IoT機器やWebサービスを簡単に組み合わせることができるというifLinkの特徴を生かして、ifLinkを活用した巡回検知型漏水検知ソリューションのトライアルサービスの提供を開始し、東芝デジタルソリューションズは、ifLinkの提供を通じて本トライアルサービスの支援を行う。また、ABLICは、現在150社以上の企業が参加する一般社団法人ifLinkオープンコミュニティでの共創活動に参画し、現場のニーズに対応した通知系モジュールとの新たな組み合わせによるサービス創出・試作の取り組みを経て、商品ラインアップを拡大していく予定であるという。

プレスリリースサイト(ablic):https://www.ablic.com/jp/semicon/news/2024/04/16/iflink/