HikariQ、味の素とライセンス契約を締結

(株)HikariQ Healthと味の素(株)は、このたび、HikariQの有するバイオセンサ「Quenchbody:Q-body」を基に、 タンパク質を高分泌生産する微生物を短期間で取得するスクリーニング技術の開発について、共同研究を開始する 。

■タンパク質高効率生産株の迅速スクリーニング法
微生物が分泌した目的タンパク質を検出するバイオセンサQ-bodyと微生物をその変異株ごとにドロップレットで分け、そのドロップレット内で分泌生産された目的タンパク質を蛍光シグナルとして検出・選別することで、最も生産能力の高い変異株を迅速にスクリーニングする手法。

■生産量が約3倍に向上した微生物株を作出
東京工業大学/北口研究室と味の素社との共同研究では、このスクリーニング手法を用いて、約105個の変異株群の選別を、従来は不可能であった数日という短期間で実現し、増殖因子の一種であるヒトFGF9の分泌生産量が約3倍に向上した微生物株を作出することに成功している。

【参考】東京工業大学PR(公開日2023.05.31)
105個以上の菌株を数日で選別するタンパク質分泌生産株ハイスループットスクリーニング法を開発
https://www.titech.ac.jp/news/2023/066848

また、本研究成果は、2023年4月24日付の「Small(スモール)」にオンライン掲載されている。

プレスリリースサイト(hikariq):https://www.hikariq.co.jp/news