屋外用無線伝送装置「Gウェーブ」をレンタル提供開始

 エコモット(株)は子会社である(株)GRIFFYが衛星通信ブロードバンド「STARLINK BUSINESS」やモバイル通信網を起点とする高速ネットワークの拡張を可能とする、建設現場向けの屋外用無線伝送装置「Gウェーブ」のレンタル提供を2024年3月より開始したことを発表した。

 「Gウェーブ」は国土交通省北海道開発局主催の「現場ニーズと技術シーズのマッチング」における現場ニーズ「不感地帯でも通信可能なデジタル技術」を受けて2023年度に現場試行を実施し、このたび高い評価を得た技術である。 GRIFFYが提供する遠隔臨場システム「Gリポート」をはじめ、遠隔監視やクラウド計測など各種サービスとの組合せにより、通信不感地帯においても生産性向上を強力に支援するという。
画像:国交省マッチング現場試行での利用例

■屋外用無線伝送装置「Gウェーブ」について
 通信環境のない屋外環境において、無線LANの構築を可能にする。起点となるインターネット回線として衛星回線、光回線、LTE回線を選択でき、無線Wi-Fiアクセスポイントを組み合わせることにより、建設中のトンネルや山間部での砂防堰堤工事など通信不感地帯での工事において、現場環境や利用シーンに応じて、お客様が必要とするエリア内での無線ネットワークの構築を実現する。

 衛星通信ブロードバンド「STARLINK BUSINESS」がもたらす高性能なネットワークを拡張することが可能であるため、GRIFFYが提供するミルモット、クラウドロガー、おんどロイド等の各種サービスが、建設DX技術を導入しにくい通信不感地帯でも遜色無く利用できる。

 これまで受注生産による販売のみの取扱いとしていたが、国交省主催のマッチング現場試行にて、遠隔臨場システム「Gリポート」と組合せたサービスが、高速通信により従来の現地での検査・立会と遜色なく品質・出来形を確認できる、費用や工程の削減に大きく貢献するといった高い評価を得たことから、技術開発を進め、この度2024年3月よりレンタルでの提供を開始したものである。

プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000103222.html