複数のセンサ機能搭載機の導入で、プラスチック類のマテリアルリサイクル事業を拡大

(株)エコネコルは、本社工場および富士工場の2拠点に最新のセンサ式選別機を3台導入し、2024年2月より稼働を開始した。これにより、プラスチック類のマテリアルリサイクル事業を拡大する。

プラスチック資源循環促進法の制定等を背景に、廃プラスチック類のサーキュラーエコノミー実現に向けた需要が高まっており、製品の原材料として再利用すること(マテリアルリサイクル)が求められている。しかしプラスチックは、成分が異なる多くの種類が存在し、プラスチックを使った製品は単一素材で作られていないことが多く、マテリアルリサイクルが難しいとされている。

複数のセンサ機能を搭載した本設備の導入により、廃プラスチック類は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂など、マテリアルリサイクルに向けた素材ごとの選別が可能となる。エンビプログループでは同社の強みである選別技術をさらに向上させ、様々な企業のニーズに対応可能な再資源化ソリューションを取りそろえている。

エンビプロ・ホールディングスのグループでは、中計2028において戦略コンセプト「サーキュラーエコノミーをリードする」を掲げている。2024年2月にポリマーサーキュラーラボを開設し、企業のポリマー(ゴム、プラスチック等)製品開発のサポートを始めている。当事業の拡大により、ポリマーのサーキュラーエコノミーを更に推進していくとしている。

■設備概要
設備名称 :センサ式選別機
機能   :主に色や形状、金属センサ、NIR(近赤外線)など搭載
設置場所 :静岡県富士宮市山宮3507番地の19(エコネコル本社工場)
      静岡県富士市前田字川原758-1(エコネコル富士工場)
設備投資額:約194百万円

プレスリリースサイト:https://www.atpress.ne.jp/news/388963