TechShare、2次開発できるフルサイズのヒューマノイドロボットUnitree H1販売

TechShare(株)は、Unitree社の汎用ヒューマノイドロボットUnitree H1の予約販売を2023年12月6日開始した。

 予約販売を開始したUnitree H1は、購入者が自由に2次開発できるフルサイズの汎用ヒューマノイドロボット(電動2足歩行ロボット)。 Unitree H1のサイズは、身長は180.5cm、本体重量は約47kg(バッテリーを含む)と超軽量のフルサイズのヒューマノイドロボットで、最大の特徴は、購入者がソフトウェア面でも、ハードウエアの面でも、自由に2次開発できることである。

 ソフトウエア面では、Unitree Go2と同様に、メーカーが開発した歩行・運動パターンを使うハイレベル制御の開発環境と、各関節レベルを制御してユーザ独自の歩行や運動パターンを開発できるローレベル制御の開発環境の2つが提供されるため、幅広いユーザがヒューマノイドロボットの開発プラットフォームとして活用できる。  また、Unitree H1には8kgのBody Payloadがあるので、たとえば、8kg以内の電子機器をUnitree H1の背中に搭載して、ロボットに搭載されたバッテリーから給電して、その電子機器の機能を追加したUnitree H1にハードウエアを改造することも可能。
Unitree H1の主な仕様は下記の通り。

<Unitree H1の主なスペック>
<基本仕様>
● サイズ   :高さ180.5cm(1520+285mm)×幅57.0cm×奥行22.0cm
● 本体重量   :約47kg
● 歩行速度   :Max 1.5m/s (potential speed >5m/s)
● 最大積載重量 :8kg(Body Payload)
● 連続歩行時間 :3h以上(連続歩行)
<機構部の仕様>
● 脚部(Legs):
□DOF(各脚) : 5(Hip×3 + Knee×1 + Ankle×1)
□大腿部+下脚部 : 40.0cm × 2
● 腕部(Arms):
□DOF(各腕) : 4(Expandable)
□上腕部+前腕部 :33.8cm × 2
<搭載コントローラ・センサ>
● 搭載コントローラ: Intel Core i7-1265U(Optional)x 2基
● 搭載センサ – 3D LiDAR:Mid-360 – 深度センサー:Intel RealSense D435i
<電源仕様>
● 電源 :交換式バッテリー(2コ搭載)
● バッテリー容量:15Ah(0.864KWh),Max Voltage 67.2V

・Unitree H1の国内販売価格はオープン価格で、予約販売開始時の販売価格は1,580万円(税抜)。 ・Unitree H1の国内出荷開始の予定は、2024年2月下旬~3月上旬を予定しているので、今年度内の納品も可能なスケジュールで出荷開始する予定。

ニュースリリースサイト:https://techshare.co.jp/unitree-h1-press-release/