ユニアデックス(株)は、産学官連携で提案を行った「IoTデータ活用を通じた持続可能な養豚繁殖モデルの実証」が、農林水産省の公募事業「令和2年度スマート農業実証プロジェクト」に採択され、実証を開始すると発表した。
本実証プロジェクトは、養豚業の中でも特に作業難易度が高く、出荷頭数への影響が大きい繁殖作業の最適化を図るだけでなく、作業効率化・防疫対策の観点からロボットなどの最新技術を活用することで作業員のプロセスを自動化し、持続可能な養豚経営支援のモデル化を目指す。
プロジェクトは、農林水産省の支援を受けて実施する。ユニアデックス並びに石川県立大学(代表機関)、(独)家畜改良センター(実証管理運営機関)、埼玉県農業技術研究センター、日本大学、(株)スワイン・エクステンション&コンサルティング、(有)NOUDAは、「養豚繁殖モデルスマート農業実証コンソーシアム」を設立し、本実証プロジェクトを令和2年度から2年間実施する予定。
具体的には、養豚業の作業の中でも、特に技術力が高く出荷頭数への影響が大きい「繁殖作業」に着目し「精液の品質評価」、「母豚の発情検知」、「母豚の分娩予兆検知」、「遠隔監視システムによる母豚の見守り」の4点について検証するという。
また、プロジェクトでは、農場現場でのデジタル化の有効性および、養豚経営に対する費用対効果を検証。
本取り組みにより、養豚経験が少ない作業者による受胎率80%、作業削減率30%の成果を目標にしている。
その中でユニアデックスは、繁殖作業における画像解析プログラムによる自動判定、台車ロボット・定点カメラを用いた遠隔監視と異常検知について、豚舎への技術実装を行い、その実用性を技術的に検証するとのこと。
ニュースリリースサイト(UNIADEX):
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