出光興産(株)と(株)スマートドライブは超小型 EV のカーシェアリングの実用化に向けた実証実験における連携を開始すると発表した。
今回の連携では、出光興産が 2019年8 月より岐阜県飛騨市・高山市、2020年4月より千葉県館山市で展開している超小型 EV を活用したカーシェアリングの事業化に向けた実証実験において、スマートドライブが提供する走行データの収集・解析を行う「Mobility Data Platform」を利用するもの。
この実証実験は、出光興産の販売店ネットワークを活用した地域サービス提供の観点から、出光興産が調達する超小型 EV を販売店に貸与し、MaaS 実現に向けたトライアルを検証するものだという。
スマートドライブは Mobility Data Platform を出光興産へ提供し、超小型 EVから取得した走行データを、スマートドライブのデータサイエンティストの経験やナレッジを活用し、可視化・分析することで、出光興産がサービスの改善を継続的に行うことのできる環境の構築を行う。実験を通して得られるさまざまなデータの利活用をサポートし、より多くの人にカーシェアリングを利用してもらうための施策などにつなげることを目指すとしている。
今日では市販のCTDプロファイラに植物プランクトン量の指標となるクロロフィル濃度を計測する現場蛍光センサや、光合成有効放射センサ、クラーク電極式または蛍光式の溶存酸素センサ、近赤外光散乱を計測する濁度センサなど多様な環境センサを組み合わせてセンサスイートを構成し、さらに多連の採水器と組み合わせて使用することで、浅海から深海にいたるまでの海水の基本特性の鉛直プロファイルと、船上やラボでの詳細分析のための海水サンプルを同時に得ることが一般的である。例えば昨今、地球温暖化で注目を集めている気候変動観測の分野では、水温、塩分、水圧の同時計測によって得られる海水密度の高精度な測定が求められている。
気候変動観測では大気と海水の比熱の関係から海水温の高精度な測定も求められており、こうした観測ではそれを支える技術開発1)と同時に、世界が足並みをそろえて高精度な観測が行えるように、各パラメタの観測精度や検定手法について国際連合の専門機関である世界気象機関(WMO)などが主導する研究推進計画(WCRPなど)や、総合的な観測システム(GCOS、GOOSなど)で詳細が定められている2)。
一方、2011年の国際度量衡総会において気候変動に関するすべての測定は国際単位系(SI:International System of Units)にトレーサブルとなるように推進することが決議され、各国関係機関に勧告された。海洋研究開発機構ではこれを受け、海水温のトレーサビリティの確立に着手し、運用を開始している。このように、地球環境の変動を正確に把握する上でも海洋計測技術の発展と国際的な協調が不可欠である。
次回に続く-
参考文献 1) 高橋幸男, 渡健介, 石原靖久, “高精度 CTD センサーの開発” JAMSTEC Report of Research and Development, 26, pp. 36-53, 2018
2) 神谷ひとみ, “海洋気象観測船による国際協力について” 測候時報, 80, pp. S125-138, 2013