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二足歩行ロボットRobovie-Z に、ハンドユニット搭載版を追加

ヴイストン(株)は、既発売の二足歩行ロボットRobovie-Z(ロボビー・ゼット)にハンドユニットを追加した、「Robovie-Z Raspberry Pi版 ハンドユニット搭載」を発売する。

■主な特徴
Robovie-Zは、専用に開発されたサーボモーター・ロボット制御基板・フレーム構造を採用し、メイン基板としてRaspberry Pi 4 Model B(RAM容量4GB版)を搭載した、高性能二足歩行ロボット。 今回発売する「Robovie-Z Raspberry Pi版 ハンドユニット搭載」は、既発売のRobovie-Zにハンドを開閉させる機能と肘ヨー軸を追加したバリエーションモデル。安定した歩行を実現したRobovie-Zにハンド軸が追加されたことで、より多彩なモーションを実現することができ、開発・実験用途のほか、ホビー用途や競技会用などで、これまでにない幅広い活用を行うことができる。 本体は組み立て済みであるほか、通常版のRobovie-Zからハンドユニット搭載版への組み替えサービスも実施するという。

(1)左右の腕に開閉可能なハンド軸を搭載
(2)ハンドユニット搭載機体への組み替えサービスを実施
(3)Raspberry Pi 4を搭載し高度な処理が可能
(4)Raspberry Pi 4対応のカメラを標準搭載
(5)専用開発のロボット制御基板「VS-RC026」を搭載
(6)各種センサ、無線コントローラを搭載
(7)ROSに対応

ニュースリリースサイト(Vstone):https://www.vstone.co.jp/news/pdf/press210428.pdf

SOMPOケア運営事業所における家族型ロボット『LOVOT』試験導入開始

SOMPOケア(株)は、運営する介護サービス事業所10カ所において、ロボット開発ベンチャー・GROOVE X(株)が開発した家族型ロボット『LOVOT(らぼっと)』の試験導入を開始した。
『LOVOT』が介護サービス事業所における日常の一部となって人と人との温かなコミュニケーションをはぐくむ様子を調査・研究し、「人とテクノロジーの共生」による心豊かな暮らしを提案することを企図している。

1. 背景・目的
SOMPOケアはSOMPOグループの介護事業会社として、一人ひとりに寄り添う個別性の高い介護サービスを追求し、品質向上や業務負担軽減に資するICT・デジタル技術導入にも積極的に取り組んでいる。また、変化する社会環境のなかで、高齢者とそのご家族の多様なニーズに応えるためには利便性の充足に加えて、いかにして心の充足に取り組むかが重要な課題であると捉えている。新型コロナウイルス禍においては、外出・面会の制限やアクティビティの中止など生活環境が大きく変化する状況下で、利用者の心身の健康に資する暮らしの中の愉しみや潤いの提供を模索してきたとのこと。

一方、GROOVE Xが開発した『LOVOT』は、センサとAIを高度に組み合わせたエモーショナルロボティクス®※1によってまるで生き物のような生命感を備えたロボットであり、2019年12月の出荷開始以来、子供から高齢者まで多世代にわたるユーザーに「家族の一員」や「仲間」として愛され親しまれているという。

此度SOMPOケアでは、高齢者の方々に実際に『LOVOT』の癒しや温かさに触れて貰うことを通して、『LOVOT』が高齢者の生活にもたらす変化と価値を調査・研究することを目的に、運営する介護サービス事業所において『LOVOT』を試験的に導入することとした。
なお、昨年、SOMPOホールディングス株式会社とGROOVE Xは、豊かな高齢化社会の実現を目指すことを目的とする業務提携契約を締結している。※2

※1 愛する力を引き出すために開発されたプロダクト / マテリアル / 自律的ビヘイビアからなるロボットテクノロジー。エモーショナルロボティクスは、GROOVE Xの登録商標。
※2 業務提携契約締結については、2020年12月9日 付リリース『GROOVE X との資本・業務提携 ~高齢化社会における「人とテクノロジーの共生」に向けて~』を参照。
https://www.sompo-hd.com/~/media/hd/files/news/2020/20201209_1.pdf

2. 試験導入の概要
2021年4月から、SOMPOケアが運営する介護サービス事業所10カ所において、『LOVOT』が順次稼働を開始している。対象となる事業所は、介護付きホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム(認知症の方を対象にした施設)、通所介護事業所(デイサービス)など多様であり、様々な環境のなかで『LOVOT』と利用者、家族、職員との関係性の構築や、『LOVOT』の存在をきっかけとする人と人とのコミュニケーションの促進などを観察し、利用者の生活や心身の変化を調査するとのこと。

3. 今後について
SOMPOケアとGROOVE Xは『LOVOT』の活用を通して、高齢者の心身の健康と豊かな暮らしを支援する新たな価値の研究・創造に取り組み、利用者のQOL(Quality of Life:生活の質)の向上を目指すとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000055543.html

感熱・トラッキングお知らせコンセントを発売

パナソニック(株)ライフソリューションズ社は、2021年5月21日に、コンセントやコンセントに差し込むプラグの金属接続部の異常過熱による電気火災を未然に防ぐ、感熱・トラッキングお知らせコンセントを発売する。

電気火災の発火源は1位「コンセントとプラグ」、2位「電気ストーブ」、3位「配線のコード」となっている(※4)。コンセントとプラグに起因する電気火災の約80%は金属接続部の「異常過熱」と「トラッキング」によるもの(※2)。
「異常過熱」は変形したプラグを使用したりプラグの差し込みが不十分な時に、プラグの栓刃とコンセントの刃受け間の接触抵抗が大きくなり、プラグの表面温度が急上昇する現象である。これによりプラグの刃付近の樹脂が燃えやすい状態になり(以下、炭化)、ショートすることで電気火災が起こる。
一方「トラッキング」は、プラグに埃と水(※5)が付着しプラグの栓刃間に微弱な電流が流れたときに、温度の変化を伴いながら表面が炭化する現象です。これによりショートすることで電気火災が起こる。

新製品の「感熱・トラッキングお知らせコンセント」は同社独自のアルゴリズムにより、コンセントとプラグの金属接続部の異常な温度上昇をコンセント内部の温度センサが検知し、音とランプでお知らせした上で電気を自動遮断する(※6)。更にトラッキングによる電気火災も、発生時特有の温度変化を検知し、未然に防ぐ。
また、15 A・20 A兼用の新製品も品揃えし、リビング・ダイニングのように広い部屋で利用するためのエアコンに対応した。これにより、従来よりも多様な家電に設置が可能となる。既設のコンセントから取り替えできるので、埃が溜まりやすく長期間コンセントを差し続ける洗濯機や冷蔵庫、TVのコンセントのリニューアルに適している(※7)という。
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品名:感熱・トラッキングお知らせコンセント
品番:WTL35113Wなど計6品番
希望小売価格(税込・工事費別):10,780円~15,730円
発売日:2021年5月21日
販売目標:1.0億/2021年度(※3)
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<特長>
1. コンセント内部の温度変化を検知(※1)し、コンセントとプラグに起因する電気火災の約80%(※2)を防止
2. エアコン向けとして15 A・20 A兼用の製品を品揃え
3. 既設のコンセントから取り替えできるので、リニューアルにおすすめ(※7)

<解説>
※1:断線などによるコードの発熱など、すべての異常な発熱を検知するものではない。また、すべての電気火災を防止するものではない。
※2:東京消防庁 平成26年版~令和2年版 火災の実態に記載されている「電気設備機器による発火源と経過」から同社が算出。
※3:現行品の感熱お知らせコンセントを含む販売目標。
※4:東京消防庁 令和2年版 火災の実態より。
※5:ペットの尿や水槽などの液体を含む。
※6:報知温度:約75℃、遮断温度:約90℃。電源プラグが挿さっている付近またはコンセント裏面(壁内)の電線差込部付近の樹脂部の参考温度。電源プラグの内部が異常発熱した場合は、プラグ表面が参考温度に達しても検出できない場合がある。報知・遮断する温度は使用環境などによって変わることがあり、動作保証温度ではない。トラッキングを検出した場合は発熱の温度が低いため、音とランプで知らせずに電気を自動遮断することがある。
※7:接地極なしのコンセントからの取り替えの場合、アース工事が必要。接地極付のコンセントからの取り替えの場合、電線の追加は不要。既設コンセントと電線の取り外し、新設コンセントと電線の結線作業が必要。エアコン向けの新製品は、奥行きのスペースに注意が必要。(Φ2 mmの電源線を使用した場合、器具取付面からの深さ:45.5 mm以上必要)取り替えには電気工事士の資格が必要。

ニュースリリースサイト(panasonic):
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/04/jn210428-3/jn210428-3.html

ボッシュ、燃料電池でQingling Motors(慶鈴汽車)と協業

ボッシュは中国で、プレミアム商用車メーカーのQingling Motors(慶鈴汽車)と、合弁会社Bosch Hydrogen Powertrain Systems(Chongqing)社を設立した。

新会社では中国市場向けに、燃料電池パワーモジュールと呼ばれる燃料電池システムの開発から組み立て、販売までを行う。両社のテクノロジーと市場における専門知識を組み合わせることで、中国の燃料電池市場の発展および中国自動車業界の転換に貢献することを目的としている。
中国自動車エンジニア学会(China-SAE)が発表した「省エネルギー・新エネルギー車技術ロードマップ2.0」によると、中国では2030年までに燃料電池車の保有台数が100万台以上になると見込まれている。合弁会社では、中国の全自動車メーカーに燃料電池システムを提供することを目指す。
システムに必要となる燃料電池スタック、パワーエレクトロニクス付きエアコンプレッサー、センサ付きコントロールユニットなどのコンポーネントは、主としてボッシュの無錫工場から供給される予定で、年内に小規模生産が開始される見込み。同じく年内に、ボッシュの燃料電池パワーモジュールを搭載した70台のQingling製トラックのテスト車両が公道走行を開始する。燃料電池システムの市場投入は、2022年から2023年に計画されているという。

ボッシュは、水素の将来性を確信して同分野に継続的に投資しており、中国での燃料電池事業によって、開発コンピテンスをすでに構築している。昨年は、無錫に燃料電池センターが建設された。現在は、合弁会社にも供給予定のコンポーネントに必要な生産能力の準備に取り掛かっている。このように、ボッシュは中国市場での取り組みを強化している。
ドイツのバンベルク、フォイヤバッハそしてホンブルクの拠点でも、燃料電池の製品化を推進している。ボッシュは現在、スウェーデンの専門企業であるPowercell社と協力し、2022年以降の自社での量産開始を目標に、燃料電池スタックの市場投入に向けた開発を進めているとのこと。

ニュースリリースサイト(bosch):https://www.bosch.co.jp/press/group-2104-04/

新製品、伸縮性ひずみゲージ DSシリーズの取扱い開始

(株)ナノシードは、伸縮性ひずみゲージ DSシリーズの取扱いを開始した。
DSシリーズは、産業IoT(IIoT)とインダストリー4.0を念頭に置いて開発されており、アプリケーションを新しいインテリジェントレベルに引き上げることができる。位置と変位の検出が簡単でコスト効率が良いという。

〔概要〕
伸縮性ひずみゲージ DSシリーズは、デンマークのElastiSense社製製品で、電気活性高分子の技術ベースのセンサである。 本シリーズは、革新的で耐久性があり、ストレッチセンサで構成され、電子機器が組み込まれた高品質のシリコーンゴムで完全にカプセル化されている。これにより、非常に耐久性が高く、雨・雪・ほこり・熱・寒さ・汚れ・その他の環境や天候に関連する障害物などの外部の影響に耐えることができる。

それとは別に、ストレッチセンサ技術とシリコーンゴムのカプセル化を組み合わせることで、あらゆる方向に曲げることができ、オーバーストロークやミスアライメントに耐えることができる。非接触センサまたはシリンダーベースのセンサに代わる効率的で最適な代替手段を提供する。
他のセンサ技術と違い、センサの特別な取り付け、保護、またはクリーニングの必要がないため、設置、操作、保守の労力とコストを大幅に削減できる。
DSシリーズの用途としては、構造物ヘルスモニタリング、FA、作業車両などが適しているとのこと。

製品サイト(nanoxeed):https://nanoxeed.co.jp/product/ds_series/

選手のコンディションを数値化、Firstbeat アスリート・コンディション分析システム

アーカイブティップス(株)は、多くのプロ選手やチームをサポートしているFirstbeats社のコンディション分析システムの日本での販売を開始する。

Firstbeatの分析システムは、同社が20年に渡って運動生理学をベースに心電図や心拍数の研究を続けてきた結果、心電図や心拍数のデータから体に対してのトレーニング時の強度や回復具合、ストレスの状態を可視化し、コンディションの分析が行えるシステムとなった。GPSのシステムなどで、走行距離や速度を計測することは、外部からの負荷のデータを計測することができるが、こちらは心拍数などを元に計算されたもので内部の負荷のデータを計測し、分析することができる。

システムとしては、体に付けたセンサから取得した心電図や心拍数、加速度データをリアルタイムで計測しかつ送り、トレーニング中の負荷をコーチがもつモバイル端末でリアルタイムに確認できる。データはその後集計され、PCでも確認できる。日々のトレーニングの負荷や効果、回復具合を確認できるため、けがのリスクを下げ、選手のコンディションを上げることに役に立つ。また、集計したデータはコーチだけでなく、自分のデータのみ各選手個人でも確認でき、これによってより各個人がより高い意識でコンディションを上げていくことをサポートできる。
現在世界中で1000以上のプロスポーツチームやプロアスリート団体で使用されているという。

導入しているスポーツ
サッカー、バスケットボール、ラグビー、野球、テニス、ホッケー、アメリカンフットボール、バドミントン、ローイング、その他

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000077875.html

新型コロナウイルスを不活化する紫外線殺菌IoT新製品「BIRD SAFE」予約販売

(株)ピースリーは、広島大学の協力を得て開発した、紫外線照射によるウイルス不活化・殺菌機能を搭載した新製品「BIRD SAFE」を2021年5月1日より予約販売を開始する。

●開発の背景
新型コロナウイルスは、主に飛沫感染により伝播するが、環境中でも数日生存できることが報告されており、接触感染対策も重要となる。また、ある波長の範囲の紫外線は非接触で環境のウイルスを不活化でき、紫外線照射を活用した新型コロナウイルス対策に対して大変有効な手段であると期待が高まっている。そのような中、同社は広島大学の新型コロナウイルス等の各種ウイルス及び薬剤耐性菌に対する紫外線の効果、有効な使用法の研究結果を踏まえ、新型コロナウイルスを不活化する新製品「BIRD SAFE」を開発したという。

●BIRD SAFEの特徴
①人体への影響と安全性日本でWithコロナが始まり、新型コロナウイルスを含めた有害なウイルス・細菌への紫外線効果が注目されるようになってきた。しかし、紫外線は人体にとっても無害ではない。BIRD SAFEは人感センサをはじめとしたトリプルセキュリティ構造により、有人時には紫外線が照射されない安全設計となっているとのこと。
②広島大学病院感染症科との研究連携に基づくエビデンス-BIRD SAFEの開発は、広島大学病院感染症科の大毛宏喜教授のグループが中心となり、新型コロナウイルス等の各種ウイルス及び薬剤耐性菌に対する紫外線を用いた抗微生物効果等の有効性、使用法を明らかにする研究結果に基づき、BIRD SAFEに対する学術的なエビデンスの提供、性能評価、当社の新製品企画開発段階でのマーケティング上の助言、指導等を受けて実現したものという。

●製品詳細
・製品名:BIRD SAFE
・予約販売開始時期:2021年5月1日
※製品の仕様と情報は、予告なく変更される可能性あり。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000062901.html

光学部材向け分光特性検査装置「UH4150AD+」を発売

(株)日立ハイテクサイエンスは、このたび、先端産業分野で需要が高まる光学部材の分光特性検査に特化した分光光度計「UH4150AD+」を、日本国内向けに発売する。

 近年、人間の目では見ることができない波長800 nm~1700 nmの近赤外線によるカメラやセンサが先端産業の幅広い分野で活用されている。特に、自動運転やスマートフォンで利用が始まったLiDAR*1によるリモートセンシング技術、夜間など暗い状況下でも撮影可能な暗視カメラ、セキュリティを守るための顔認証や虹彩・静脈認証、5Gで需要が増加する光通信など、その用途は範囲が拡大しており、技術も高度化している。
 こうした光学機器の性能向上に伴い、使用されるレンズやフィルタをはじめとした光学部材の吸光度、透過率、反射率などの分光特性を高精度に測定できる装置が求められている。また、光学部材には光学薄膜や光吸収剤によって特定波長のみを透過させ、不要な波長域をカットするバンドパス機能が施されているが、この機能を高精度にするため、評価指標の一つである測光レンジ*2の範囲拡大が必要とされているという。
 分光光度計は、試料に光を照射し、光の波長ごとに試料の吸光度や透過率を測定する装置で、同社がこのたび開発したUH4150AD+(Advanced Spec Plus)は、光学部材向け分光特性検査装置としてこれまでのUH4150シリーズから、近赤外線領域における分光特性の測定性能を向上させたモデルで、先端産業での利用が盛んな光学部材の測定に最適な装置となる。UH4150AD+の発売を通して、長年にわたり同社が国内トップシェア*3を継続している分光光度計のより一層のラインアップ充実を図り、顧客のニーズに最適なソリューションを提供することで、先端産業分野の持続的な成長に貢献するとのこと。

■UH4150AD+の主な特長
1.近赤外線領域の測光レンジ7Absに対応
 最新のカメラやセンサーに用いられるバンドパスフィルタは、6 Abs(透過率0.0001%)~7 Abs(透過率0.00001%)以下の遮光性能の光学薄膜が施されている。本製品は、低透過率を測光する際の信号処理を改良したことで、近赤外線領域の透過率を従来比100分の1となる7 Absでの測光レンジに対応した。これにより、従来は測定ができなかった近赤外線領域での微弱な透過率でも高精度な測定が可能となった。

2.高感度なInGaAs半導体検出器を新規搭載
 従来機*4では近赤外線領域にPbS*5検出器を使用していたが、より高感度なInGaAs*6半導体検出器を新たに搭載した。従来機と比較して、低透過率時での有効な低ノイズ測定が可能になったことで、より正確な測定データを取得できる。

3.平行光束の光学系を踏襲
 カメラのレンズ光学系は平行光線で設計されているため、使用される光学部材の評価装置に対して入射光の平行度が重要とされている。本製品は、従来から定評のある平行光束を採用しているため、透過・反射測定の正確な入射角が担保され、精度の高い反射測定が可能となる。

■用語解説
*1 LiDAR(Light Detection And Ranging):近赤外光を利用したリモートセンシング技術、近赤外のレーザーをパルス照射し、その反射光を時間差で検出されることで遠距離にある対象までの距離を3次元的に画像化する技術
*2 測光レンジ:吸光度(Abs : Absorbance) または光学濃度(OD : Optical Density)にて表される。
  1 Abs(OD)増えると1桁低い透過率となる。
 (0 Abs=透過率100%, 1 Abs=透過率10%, ・・・ 7 Abs=透過率0.00001%)
*3 科学機器年鑑2020(株式会社アールアンドディー刊)調べ(ハイエンドモデル紫外可視分光光度計)
*4 従来機:UH4150AD紫外可視近赤外分光光度計
*5 PbS:硫化鉛化合物
*6 InGaAs:インジウム/ガリウム/ヒ素化合物

ニュースリリースサイト(hitachi-hightech):
https://www.hitachi-hightech.com/jp/about/news/2021/nr20210421.html

雑音除去マイク・指向性スピーカ・タッチレスセンサを利用、非接触・非対面での快適な接客検証

OKIは、東急(株)が東横線・田園都市線渋谷駅で3月25日より5月末の予定でプレ導入している「リモートコンシェルジュサービス」に、OKI独自の雑音除去技術を適用した雑音除去マイク、および指向性スピーカーとタッチレスセンサを制御するミドルウェア「CounterSmart」を搭載したサイネージディスプレイを提供した。
OKIは、東急が進める渋谷駅構内や渋谷駅周辺の観光案内業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、混雑する駅の騒音環境下でもストレスの少ない、非接触・非対面での快適な接客の実現性を検証する。

新型コロナウイルス感染症拡大により、端末画面の操作や対面接客に不安を感じる利用者が増え、非接触・非対面での接客に対する需要が高まっている。また、少子高齢化による人手不足、働き方改革の進展を背景に、遠隔からの案内サービス実現への要望も高くなっている。「リモートコンシェルジュサービス」はこのような要望に応え、渋谷駅観光案内所「WANDER COMPASS SHIBUYA」のスタッフによる遠隔からの案内(日本語・英語)やAIチャットによる問い合わせ対応を実現するものだが、混雑した駅の構内では周囲の騒音により、利用者およびスタッフ双方の音声が聞き取りにくいという難点を考慮する必要があった。

OKIが提供する「CounterSmart」は、OKI独自の雑音除去技術により利用者が操作するエリア音のみを収音する雑音除去マイク、騒音環境下でも利用者に音が届きやすい指向性のあるスピーカを搭載している。これにより、駅などの騒音環境下においても、端末利用者と遠隔地にいるスタッフとのスムースな会話が可能になる。さらに、画面に触れることなく操作が可能なタッチレスセンサにより、感染症予防のため端末画面に触れたくない利用者にも、抵抗なくAIチャットなどのサービスを利用して貰える。

OKIは、今回のプレ導入における「CounterSmart」の渋谷駅来街者への有効性や端末利用者の利便性を検証し、ここで得られた検証結果をもとにリモートコンシェルジュサービスのさらなる高品質化・高機能化に向けた提案を行う。そして、鉄道事業者・航空事業者・商業施設事業者など、多くの人が利用する施設を運用する事業者に対し、非接触・非対面での安全・安心なサービスの提供を進め、ニューノーマル時代におけるさまざまな社会課題の解決に貢献するとしている。

ニュースリリースサイト(OKI):https://www.oki.com/jp/press/2021/04/z21006.html

シリコン・ベースのゲート・ドライバとGaN パワー・トランジスタを集積したSiPの新製品

STマイクロエレクトロニクスは、シリコン・ベースのハーフブリッジ・ゲート・ドライバと、2つのGaN(窒化ガリウム)パワー・トラジスタを集積した世界初のシステム・イン・パッケージ(SiP)「MasterGaN®」の新製品「MasterGaN4」を発表した。
同製品は、225mΩのオン抵抗(RDS(on))を持つ2つの対称型650V耐圧GaN(窒化ガリウム)パワー・トランジスタ、ゲート・ドライバ、および保護回路を集積し、最大200Wの高効率電力変換アプリケーションの設計を簡略化するとのこと。

MasterGaN4は、ワイド・バンドギャップ材料であるGaNを使用した設計において、ゲート制御や回路レイアウトといった複雑な課題を解決し、設計の簡略化に貢献する。入力電圧範囲は3.3V~15Vで、ホール効果センサや、マイクロコントローラ、DSP、FPGAなどのCMOS製品に接続して、直接制御することができる。
また、GaNパワー・トランジスタの優れたスイッチング性能によって実現する高い動作周波数や、熱損失の少ない高効率の電力変換により、小型の磁性部品やヒートシンクを採用することができる。そのため、電源やチャージャ、アダプタなどの小型・軽量化が可能。MasterGaN4は、対称型ハーフ・ブリッジ・トポロジや、アクティブ・クランプ・フライバック、アクティブ・クランプ・フォワードなどのソフトスイッチング・トポロジに最適な製品という。

4.75V~9.5Vの広範な電源電圧に対応しているため、既存の電源レールと簡単に接続することができる。ゲート・ドライバのインターロックや、ローサイド / ハイサイドの減電圧ロックアウト(UVLO)、過熱保護といった保護回路も内蔵しているため、さらなる設計の簡略化も可能。専用のシャットダウン端子も備える。
また、MasterGaN4用の開発ボード「EVALMASTERGAN4」も提供されている。単一または相補型の駆動信号を使用する同開発ボードには、MasterGaN4の駆動に必要なあらゆる機能が含まれており、プログラム可能なデッドタイム・ジェネレータも搭載されている。EVALMASTERGAN4を使用することで、個別の入力信号またはPWM信号の供給、外部ブートストラップ・ダイオードの挿入、およびロジック電源とゲート・ドライバ電源の分離が可能になり、ピーク電流モードのトポロジに必要なローサイド・シャント抵抗も使用できるため、優れた柔軟性を得ることができるとしている。

MasterGaN4は現在量産中で、低電圧パッドの沿面距離が2mmを超える高電圧アプリケーションに最適なGQFNパッケージ(9 x 9 x 1mm)で提供される。単価は、1000個購入時に約5.99ドル。EVALMASTERGAN4ボードの単価は、約87.00ドル。

ニュースリリースサイト(ST): https://newsroom.st.com/ja/media-center/press-item.html/n4343.html