・農業IoTの現状
近年、農業IoTは圃場の見える化により農法や作業のにおける効率向上化や改善をもたらす先進的スマート農業技術として注目を集めている。 しかし、サーバにまでデータを送り保存できるような農業IoTデバイスは廉価化が進んでおらず、一般農家にまで普及しているとまでは言い難いのが現状である。
今回(株) Momo がAgVenture Lab(JA グループのオープンイノベーション推進組織)やKDDIムゲンラボの支援の下、試験や仕様の作り込みを行ってきた結果、他のプロジェクトからの部品の共通化、極限までハードウェア構成を削ぎ落とすことなどにより従来の無線型センサの半額以下の価格を実現できたとのこと。
・「Agri Palette」とは
「Agri Palette」は、 Momo が農業法人に BtoB で納品してきたハードウェア/データハブのプラットフォームをサードパ ーティ開発企業向けに開放するサービス。 データ連携 (Web hook)技術により同一ハードウェアを用いてパートナー企業が自社サービスを開発・展開することを可能にした。これにより農家や農業法人は1組のデバイスを購入するだけで複数のアプリケーションによるユーザ体験を享受できるという。
・予約販売の開始
Momoは、今年12月25日より上記のIoTシステムAgeri Paletteの予約販売をMakuakeにて開始する。 ターゲットとしてはスマート農業に関心のある農家や農業法人、農業領域に参入する事業会社やSIer企業を想定している。
また、パートナー企業の募集も開始した。 すでにSI企業では(株)ソーバル・(株)神戸デジタルラボ・IoTBase(株)が参加を表明しており、Momoは今後も「Agri Palette」開発パートナー企業を募集を継続し、来年度末までに50社を目指すとしている。
クラウドファンディングサイト(Makuake):https://www.makuake.com/project/agripalette/