(株)アイエスエイは、生産工場、公共施設や施工現場の各種稼働機器の振動を継続的に計測・解析して機器故障の予兆を把握し予防保全対策に寄与するための安価な据え置き型振動計測・解析装置を開発、本年12月5日より販売すると発表した。
〔開発の背景〕
機器の発生する振動には、使われているモータ、ベアリング、チェーンやギア機構などを発生源とする各種振動要素が含まれており、この振動周波数毎の振幅変化(加速度変化)を継続的に計測することによって、発生源の特定と故障の予兆をとらえることが出来る。
従来、このような計測で特にFFT解析と呼ばれる周波数領域での分析には高価で大掛かりな装置が必要だった。小型ポータブル計測装置であっても、センサを手で押し付けるタイプでは計測誤差が大きく、また多点での継続的な計測には適さなかった。
ISAのWD100-FA01はこれらの課題を解決することを目的として開発された据え置き型の高機能・LPWA無線方式の計測・解析装置であるとのこと。
ニュースリリースサイト(ISA):http://www.isa-j.co.jp/momoaya/?news-cat=news