近年、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転システムの世界市場規模は拡大の一途をたどっている。AEBS(自動ブレーキ)などADASの標準搭載の義務化の流れが各国で進み、自動運転においては自動運転レベルの高い車の実用化に向けた開発が行われており、今後も市場の堅調な拡大が見込まれる。ADASや自動運転システムでは、レーダーやカメラ、超音波、レーザー(LiDAR)などからのセンシング情報を元に周囲の状況を検知・認識を行うため、今後は車1台当たりのセンサ搭載個数の増加が見込まれる。
ams社は、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)2D/3DVision用近赤外レーザー照明、ADAS LiDAR用レーザー光源・ドライバ、回転角センサ、プロジェクション用のマイクロレンズアレイなど、小型で低消費電力のセンサ製品の開発・製造を行うメーカー。多くの最先端のセンシング技術を有しており、距離測定、位置測定、モーター制御、ドライバ認識、スマート照明など、複数の高感度のセンサを統合した車載システムの開発が可能である。
車載や産業機器分野に特に注力しており、カーエレクトロニクスで求められる厳格な安全性要件を遵守しているため、高性能と高信頼性を同時に満たす。ADASや自動運転など、今後一層電装化が進む高度な車載システムの開発を実現するとのこと。
TEDではams社の製品を、車載分野・産業分野向けに、今後3年間で30億円を目標に販売活動を行う。モジュールや基板の設計・量産受託により、お客様の開発工数削減、開発期間の短縮に貢献するとしている。
ニュースリリースサイト(TED):https://www.teldevice.co.jp/pro_info/2019/press_191107.php