(株)チトセロボティクスは、特許技術であるロボット制御理論「ALGoZa」を組み込んで使える制御ソフトウェアライブラリの提供を発表した。
このたびチトセロボティクスは、企業での商用利用・製品組み込みを目的として、ロボット制御ソフトウェアに組み込むことで『簡単に高精度な』視覚フィードバック制御を可能とするC++ソフトウェアライブラリとして「ALGoZa Library」を販売開始することを決定した。
〔画像:厳密な校正なしでも高精度(20マイクロメートル)な利用例〕
「ALGoZa Library」は産業用ロボットのシステムインテグレーターや、企業の研究開発部門、メーカーの新製品などに、高度な視覚フィードバック制御(コンピュータビジョンに基づいたロボットの運動制御手法)を提供すること目的とするという。
■「ALGoZa Library」概要
「ALGoZa Library」は、ユーザー企業のロボット制御プログラムから呼び出すことで実装できるC++ソフトウェアライブラリとして提供される。このライブラリを使用すると、厳密なキャリブレーションがない場合でも、ロボットアームの手先位置姿勢を高精度に制御することができるとのこと。
また、ROS(Robot Operating System)に代表されるようなミドルウェアを必須とせず、簡易なプログラムからでも呼び出して使える簡単さが特徴のひとつ。これまでのカメラを用いた視覚フィードバック制御では、カメラキャリブレーションからステレオキャリブレーション、ロボットキャリブレーションと非常に手間がかかった。「ALGoZa Library」を使用すると、ロボットの粗いパラメーターを入力するだけで、カメラの画像情報から視覚フィードバック制御を開始できるという。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000040625.html