リキッド、身体非接触のIoTベッドセンサ、 日本光電と共同研究開発について合意

(株)リキッド・デザイン・システムズと日本光電工業(株) 荻野記念研究所の両社はリキッドが開発済みの保育/介護用見守りセンサの技術を用いて、病院用及び医療介護用センサを共同で研究開発していくことについて合意した。

■共同研究開発の概要
日本光電が展開するベッドサイドモニタ製品は、患者のバイタルサインを継続的に測定・モニタリングする装置で、広く医療現場で利用されている。しかし、患者にとってはセンサをつけることの煩わしさや、病院にとってはセンサの貼付・交換に手間やコストがかかるため、軽症患者は、モニタリングされていないという問題があった。
今回、共同で研究開発するIoTベッドセンサ(仮)は、Baby Aiの簡易性に加えて、日本光電のバイタルサインを継続的に測定・モニタリングする技術や医療環境下での測定ノウハウを融合させることにより、病院及び医療介護向けに簡易で安定的に測定できる。さらに機器本体をIoT化することで、コストパフォーマンスが高いセンサの開発を目指しているという。

■両社のコア技術・ノウハウと共同開発成果物
リキッドが製品化したベビーセンサBaby Ai は、センサ内のプログラムと専用センサマットの形状を変えることで、体重3 ㎏から90 ㎏程度までの乳児から成人、高齢者の睡眠中の体調をモニタすることができる。センサ本体は携帯程度ほどの大きさで(15 ㎝×7cm×2cm)、専用センサマットはベビー用、介護用それぞれベッドサイズに合わせてサイズ変更できる。設置方法も、ベッドの下に本体を置いてAC アダプターとセンサマットに接続するだけの簡易性を特長としているとのこと。

今回の共同研究開発にあたり、リキッドからは現行のコア技術、日本光電からは医療環境下におけるバイタルデータ測定に係るノウハウを互いに提供する。この両社の協力により、医療環境下での 「ローコストIoT ベッドセンサ」を共同で研究開発するとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000042315.html