NeU、前額部で計る有酸素運動メーターを開発

東北大学と(株)日立ハイテクノロジーズのジョイントベンチャー(株)NeUはウェアラブル型のセンサ(XB-01)を使い、有酸素運動が出来ているかをリアルタイムにユーザーに知らせるスマートフォンアプリケーション(仮名称 有酸素運動メーター)を開発した。

今回開発の有酸素運動メーターでは、まずセンサのXB-01を専用CAP内に装着し、スマートフォン上の専用のアプリケーションを起動する。歩行、ジョギング、サイクル運動、ステップ運動など運動モードを選択し、ユーザーが適当と考える時間設定や運動強度設定を行い、運動を開始する。

有酸素運動メーターは、前額部における血流量変化から心拍信号をスマートフォンにて算出し、有酸素運動が出来ているかをリアルタイムにスマートフォン上に表示するとともに、音でもユーザーに知らせる。例えば、50歳のユーザーが標準心拍が70.“弱“強度の有酸素運動を選択した場合には、130から142の心拍が設定ZONEとなるが、その設定ゾーンであるとき、またそれを超えてしまったときは、それぞれ音でユーザーに通知する。

終了後は、有酸素運動の結果表示を行う。設定時間内での心拍変動を時系列に表示を行うことで、ユーザーは自分の心拍ペースを把握することが出来る。

また歩行やジョギングの運動モードを選択した場合には、スマートフォンにて取得されたGPS信号を基に、移動した軌跡上に心拍変動を色で表す。例えば、ZONEの時は黄色、OVERの時は黒色など。

更に歩行やジョギング時では、XB-01に内蔵されている6軸の加速度センサにて頭部の動きから得られたアタマの揺れ具合を表示する。アタマの揺れがみれることにより、歩行やジョギング時の動きの特徴を可視化できる可能性があるという。

製品の正式販売開始は、2019年9月末頃を予定しているとのこと。

プレスリリースサイト(NeU): https://neu-brains.co.jp/information/press/2019/07/08/922.html