シャープ、ペット事業者・研究機関対象「犬向けバイタル計測サービス」を開始

シャープは、大阪府立大学 生命環境科学域との共同研究により、業界で初めて犬の自律神経バランスを数値化する技術を開発し、これを応用した「犬向けバイタル計測サービス」事業に参入。その第一弾として、①ペット関連商品やサービスを開発する関連企業向けの計測・解析サービス、及び、②研究機関向けの計測システムのレンタルサービスを開始する。

本サービスでは、測定した犬の自律神経バランスをはじめ、呼吸数・心拍数のデータを利用者に提供する。ペット関連企業向けには、犬に寄り添った関連商品・サービスの開発加速を目的に、バイタル計測に加えてデータ解析も含めてサポート。研究機関向けには、犬の健康管理に役立つ新たな発見に繋げることを目的に計測システム一式を貸出すサービスも行う。また、今後は獣医師向けシステムの検討も行っていく。

将来的には、これまで培ってきたセンシング技術とクラウドサービスを含むIoT技術「AIoT」を駆使し、大切なペットと人との良好な関係を支えるサービスとして、一般消費者向けの提供も視野に、さらなる事業の拡大を図っていくとのこと。

「犬向けバイタル計測サービス」の開始は7月1日、主な内容と費用については、
・サービス形態①(ペット関連企業向け)計測・解析サービスの場合、費用は受託内容に応じ見積り・サービス形態②(研究機関向け)計測システムレンタルサービスの場合、月40万円から(8頭分)

特長としては以下の3項目を挙げている。
1.業界初、犬の緊張/リラックス状態と相関のある自律神経バランスの数値化を実現
2.大阪府立大学と共同開発した新規のアルゴリズムによる解析データを提供
3.独自構造のハーネス型ウェアラブルセンサにより多くの犬種で剃毛せず計測できる

関連サイト:
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/180611-b.html