宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年6月1日(金)、2017年12月23日(土)に打ち上げた超低高度衛星技術試験機「つばめ(SLATS)」の運用状況を発表した。
「つばめ」(SLATS)の「初期段階フェーズ」を今年の3月に完了し、大気抵抗を用いて少しずつ軌道高度を降下させていく「軌道遷移フェーズ」へ移行し、現在は、380km付近の高度で順調に運用を続けており、〈1〉小型高分解能光学センサ(SHIROP)、〈2〉光学センサ(OPS)〈3〉原子状酸素モニタシステム(AMO)の3種類のミッション機器を用いて観測運用を行っている。
今後も大気抵抗を用いて除々に高度を降下させていき、イオンエンジンを用いて軌道保持を開始する超低高度268kmに到達するのは、平成31年4月頃になる見込みとのこと。
関連サイト:
http://www.jaxa.jp/press/2018/06/20180601_slats_j.html