パナソニック(株)、三菱地所レジデンス(株)、寺田倉庫は、パナソニックが保有する築26年の老朽化したビルを3社共創でリノベーションし、コワーキングスペースや次世代オフィスラボ、リハーサルスタジオなどで構成する複合施設「TENNOZ Rim」をオープンした。
パナソニック、三菱地所レジデンス、寺田倉庫は、TENNOZ Rimの運営を通じ、先進的なソリューションや最先端の文化を広域に発信するとともに空港、新幹線からのアクセスが良く、クリエイティブな人々や企業が多く集まる本地域の価値を更に高めていくという。また、ビルリノベーションによる地域活性化のモデルケースとしても認知を広げることで、社会的課題でもある老朽化ビル対策へのソリューションを示すとのこと。
TENNOZ Rim は主に5つの施設機能があり、
・コワーキングスペース The ParkRex TENNOZ [the DOCK]
・次世代オフィスラボ Panasonic Office Research Tech [PORT]
・リハーサルスタジオ
・交流ラウンジ CIRC LOUNGE(サークラウンジ)
・マルチ・コミュニティ・スペース KIT+EN(予定)
等があり、それぞれの機能と運営を区分している。
次世代オフィスラボ Panasonic Office Research Tech [PORT]においてはパナソニックが保有するIoTセンシング技術、データ分析技術、空気質・光・音・映像の制御技術、インテリア・緑化・什器等の空間デザインを統合し、他社との共創を積極的に取り入れることで、オフィス市場に向けた新たなソリューション実現を目指すとのこと。次世代オフィスラボ内には、一般的な開発環境に加え、開発中のセンサや空間ソリューションを試すための疑似オフィス空間を構築している。また、隣接するコワーキングスペースに設置されたセンサ情報をこのラボで蓄積。オフィス利用者の快適性や集中度、運営スタッフの効率性等を収集分析し、可視化することで、ソリューション開発に活用していくという。さらに三菱地所レジデンスと共に、パナソニック関連会社パソナ・パナソニック ビジネスサービスがコワーキングスペースを運営することで、パナソニックの開発者と運営スタッフの日常的なタッチポイントを構築し、利用者や運営スタッフのニーズを捉え、拡大する働き方改革市場や、シェアオフィス市場等に対し、オフィスの新しい在り方を提案していくとしている。
プレスリリースサイト:
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/06/jn190619-1/jn190619-1.html