センサイト編集部
AGC株式会社からは5Gの通信時代に向けて、アンテナ線が透明でフロントガラスと一体化したガラスアンテナの出品があった。(写真26、27)
今回私が強く興味を引かれたのは、株式会社マクロミルのブースであった。
株式会社センタンと同社が共同で開発している非接触で心拍を測定する技術により運転者の生体情報を把握するプログラムおよび日本電気の顔認証による、通常のカメラで視線を検知できる技術を使って、運転手の行動をモニタリングするもので、様々な実証実験を行っているという。
マクロミル自体はマーケティングの企業なので、システムの販売ではなくサービスを提供しているとの説明があった。(写真28、29、30、31)
人とくるまのテクノロジー展の横浜開催に関してはここ数年は見学しているが、今回はセンサの出品傾向から見ても、今年は音に対する感知および情報処理に関するものが少々多かったように思う。
また、従来の製品に加えてLiDARの搭載や5G通信等を前提にしたものが一気に増加して、いよいよ自動運転や車車間通信の時代の到来を感じさせる製品が具体的に見られるようになってきている。
これからさらに早いスピードの技術変革が待っているという予兆を感じながら会場を後にした。