北陽電機、屋外対応測域センサ(LiDAR) URM-40LC-EW発売

センサメーカの北陽電機(株)は、屋外対応2次元測域センサ(LiDAR)URM-40LC-EWを3月から供給開始すると発表した。

背景として測域センサは、ファクトリーオートメーションにおける安全用途(侵入検知等)やAGV・サービスロボットの障害物回避、環境認識用として広く活用されており、これまでは屋内用途が中心だったが、今後は、屋外用途での利用拡大が期待されている状況があるとしている。

北陽電機はこれまでの経験と実績をもとに今回、屋外環境における厳しい条件にも対応可能な2次元測域センサ「URM-40LC-EW」を開発した。

製品の特徴としては、以下の点が挙げられる。
1.コンパクトサイズ― 屋外環境にも対応できる性能を持ちながら、てのひらサイズ(H.95mm×W.80mm×D.80mm)。
2.長距離検出― 従来のUTMシリーズの約1.8倍検出性能。走査角度270°半径40mの範囲での検出が可能。
3.高機能― 従来品ではLNタイプ(エリア設定タイプ)とLXタイプ(データ出力タイプ)の2種類のタイプだったが、「URM-40LC-EW」ではLNタイプとLXタイプ両方の機能を兼ね備える。また、角度分解能は0.25°と0.125°を切換えて使用可能。

以前より北陽電機は、屋外用途での測域センサ需要の拡大を見込んでいたが、今回、「URM-40LC-EW」のリリースを皮切りに、今後、屋外用途に対応する測域センサのバリエーション展開を順次行っていく予定とのこと。

北陽電機ニュースリリースサイト:https://www.hokuyo-aut.co.jp/topics/index.php?id=108