●ハイライト
・オンセミは、SUBARUの次世代アイサイトとしてステレオカメラのフロントセンシングシステム用イメージセンサの主要サプライヤに選定
・Hyperluxイメージセンサの全画素設計とハイダイナミックレンジにより、画像の鮮明度と精度を大幅に向上
・機能安全機構を備えたHyperluxイメージセンサは、システムの安全性と信頼性のレベルを向上
・この選択は、複数世代のSUBARUのステレオカメラフロントセンシングシステムに合わせて、センサを調整することで車両の安全性を向上させるという、両社間の長年にわたる協力に基づく
オンセミは19日、株式会社SUBARUの運転支援システム「アイサイト」の次世代システムにおいて、ステレオカメラフロントセンシング用イメージセンサの主要サプライヤに採用されたと発表した。この次世代システムは、将来のSUBARUの車両モデルに搭載される予定である。オンセミの先進的な Hyperluxイメージセンサ「AR0823AT」は、システムの「目」として機能し、SUBARUのステレオカメラに対応した人工知能(AI)アルゴリズムに必要とされる重要な視覚データを取得するように調整されており、より正確な運転判断を可能にし、車両全体の安全性を向上させるという。
Hyperluxイメージセンサ「AR0823AT」は、どのような照明条件においても鮮明で正確な画像を撮像する全画素設計と、アイサイトのステレオカメラの2つのセンサが同期して撮像することを可能にする特別な制御を搭載している。これは、人間の視覚を模倣するステレオビジョンシステムに不可欠で、システムが車両の進路上にある物体の奥行きや相対的なサイズ、距離を識別することを可能にする。さらに、センサのハイダイナミックレンジ(HDR)により、日が当たって明るい部分と影の部分のどちらも詳細に撮像することができ、AI 対応システムは正確な判断を行うことができる。
Hyperluxイメージセンサ「AR0823AT」は、運転支援システムの安全性と信頼性を維持するため、自動車安全度水準 (ASIL) C レベル標準に適合した機能安全機能を搭載している。これらの機能はセンサの機能を積極的に監視し、システムの精度を損なう可能性のある問題が検出された場合は、カメラをリセットしたり、運転者に警告したりするなどの対応を可能にするとのこと。
プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000317.000035474.html