(株)NEXTAGEは、今年度より販売を開始している『わさび栽培モジュール』を(株)タカミヤが埼玉県羽生市で運営する『TAKAMIYA AGURIBUSINESS PARK(以下、TAP)』内に導入、このたび栽培サポートを開始した。
今回の『わさび栽培モジュール』の販売は、国内販売代理店である(株)マクニカが担い、マクニカに続いて2機目の導入となり関東圏における本わさびの栽培と流通の安定化が期待されるという。
■ 『わさび栽培モジュール』とは
『わさび栽培モジュール』は、わさびの水耕栽培に必要な設備を40ftサイズの断熱コンテナの中に格納しパッケージしたわさび専用の小型植物工場である。わさび栽培に最適な環境を実現することが可能で、露地栽培の約半分の期間で収穫することが出来る。
栽培に必要な知識やノウハウについては、モジュール内に設置したカメラ、センサ情報を元にNEXTAGEが現状分析を行い、的確な栽培作業を知らせながら“わさびを栽培”するもので、デジタルテクノロジーを活用し、誰でも、どこでもわさびを栽培することが可能になるという画期的なわさび栽培モジュールになる。
■ タカミヤがわさび栽培施設導入に至った経緯
TAPは、タカミヤが農業界の課題解決に向けた先端技術の研究開発や農福連携、新規就農者の育成等を行う目的で2024年4月に開設した。今回、マクニカがTAPにおけるオープンイノベーション活性化と環境制御型農業の実装に向けたアグリプラットフォーム構築に向け、『わさび栽培モジュール』を提案したのが導入のきっかけとなった。NEXTAGEが提供する『わさび栽培モジュール』は、スマート農業具現化の象徴でもあり、また日本古来の農産物を守るという観点でも、タカミヤが取組む事業コンセプトと合致している。
■ 栽培サポートにおけるNEXTAGEの役割
NEXTAGEは独自の栽培管理システムを通じ、遠隔環境からわさびの生育状況を監視し、適切なタイミングで栽培指導やアドバイスを行うなど、栽培主体者となるタカミヤに対し年間を通じて安心して栽培に専念できるサポートサービスを提供する。
プレスリリースサイト(nextage):https://nextagecorp.com/posts/1VfVqoLL