日本ロボット学会「優秀講演賞」をThinkerの小山圭祐氏が受賞

 (株)Thinker(読み:シンカー)の取締役であり、大阪大学基礎工学研究科助教である小山圭祐氏が、日本ロボット学会(※1)2024年度表彰において、「優秀講演賞」を受賞した。
 日本ロボット学会の「優秀講演賞」は、ロボット分野の発展への貢献奨励を目的としたもので、前年度の学術講演会で発表された講演の中から特に優れた講演発表が選ばれ、その講演者に贈呈される。

 受賞対象となったのは、第42回学術講演会で発表した「反力と厚み調整が可能な触覚センサモジュールの開発」という講演である。この中で小山氏は、Thinkerが開発・提供する近接覚センサーの赤外線モジュールを用いた「密着度計測デバイス」について詳説した。1.5mm~20.0mmの範囲であれば0.1mmの分解能で計測できるという近接覚センサーの特長により、ヒトの肌とウェアラブルデバイスの密着度合いを計測する方法を提案。ウェアラブルデバイスの締め付け過ぎを予防できれば、より心地よい装着感を実現できること、かつ呼吸深さなどの生体情報の定量化が可能になることを発表した。
 小山氏はこれまでにも近接覚センサーの研究発表により、日本ロボット学会から3度の表彰を受けている。

※1 日本ロボット学会
 学問領域の進展を目指し、研究発表と技術交流の場を専門家に提供することを目的に1983年1月28日に創立。2019年12月現在、正会員、学生会員の数は約4,000名、賛助会員数は96団体。専門誌の発行、講演会やシンポジウムの主催、セミナーなどの企画・開催や各種賞の授賞を行っている。(学会サイト:https://www.rsj.or.jp/)

プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000106143.html