応用地質(株)は、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に、同社製品の「表層傾斜計クリノポール」が登録されたと発表した。
【概要】
NETIS登録番号:QS-240007-A
技術名称:
地盤や構造物の動きを捉えるための傾斜監視クラウドシステム「表層傾斜計(クリノポール)」
アブストラクト:
地盤表層の変位を傾斜センサを用いて計測する技術である。従来は、データが温度の影響を受けていたが、本技術はセンサを地盤中に埋め込むことで温度の影響を極力排除した。データはクラウドサーバに送信され、データの品質や施工性及び経済性の向上が期待できる。
掲載先:
国土交通省 NETIS新技術情報提供システム
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=QS-240007%20
【設置実績】
近年では豪雨・土砂災害が激甚化・頻発化・広域化する傾向にあり、国土を面的かつリアルタイムで監視する防災システムが必要となっている。この課題を解決するために開発した「表層傾斜計クリノポール」は、低価格で容易に設置でき、かつ精緻な傾斜データの取得を可能としたセンサである。
2020年のリリース以降、斜面監視をはじめ道路、河川、砂防などの施工管理においても活用いただいており、発売以来、累積出荷台数は1,300台を超えた。現在も全国で500台近くのクリノポールが、約100箇所のサイトを見守っている(台数はいずれも2024年6月末時点のもの)。
プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000047274.html