Nexar、日本郵便と共同で奥能登地域の街路状況に関する情報を収集

Nexar(ネクサー) Ltd.社とその日本法人である(株)Nexar Japanは、日本郵便(株)と共同で令和6年能登半島地震が起きた奥能登地域の街路状況に関する情報を選択的に収集・分析するプロジェクトを実施した。

本プロジェクトでは郵便局の集配車両にNexarのAI搭載のドライブレコーダーを装し、最新の路上の画像・情報を自動で収集する。取得した画像・情報は、匿名化(マスキング)等の処理のうえ、リアルタイムでクラウド上のAIにて分析・整理・可視化され、Nexarのプラットフォーム上で共有される。

これらの仕組みを活用し、日本郵便は令和6年能登半島地震にて被害を受けた地域の道路状況等を随時把握することにより、集配計画の策定等への活用の可能性について検討している。

■プロジェクト概要
内容:郵便局の集配車両に装着したNexarのドライブレコーダーを活用し、各車両が走行するルートの街路状況
   などのデータを取得・分析。郵便局の集配計画策定等への活用を検討する。
期間:2024年5月〜2024年7月(データの取得は2024年6月末まで)
エリア:輪島郵便局、珠洲郵便局、穴水郵便局配達区域内

■Nexarのドライブレコーダーおよびテクノロジーの特徴
 Nexarの強みはAI(人工知能)を駆使したリアルタイムマッピング技術である。ドライブレコーダーから収集したリアルタイム映像から、道路標識や工事区間のほか、陥没箇所や障害物といった道路上で起こる様々な事象を検知する。静的・動的問わず、高速道路や一般道路のAIデジタルツインを作成することが可能であり、既に米国アリゾナ州フェニックスにてNexarのリアルタイムマッピング技術を活用した自律走行を可能とする地図を作成しているという。

 コア技術は、視覚データの処理と伝送に関連する演算と通信処理の課題を克服し、最小遅延と低コストを達成する為、エッジとクラウド側それぞれの機能を最適化する点にある。その結果、関連するエリアでリアルタイムのデータフィードが生成され、それらを活用することによって運転の安全性を確保することが可能となるとしている。

プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000074815.html