日亜とミウラ、水銀フリーで大流量な「UV-LED水殺菌装置」を開発

三浦工業(株)は、日亜化学工業(株)のUV-LED※を用いた水殺菌装置の研究開発を行っており、「UV-LED水殺菌装置」を2024年8月より受注開始する。

※UV-LED:紫外線を放射するLEDのこと。従来は使う電力を光に変える変換効率が低かったが、短波長領域において発光効率を高めたことで、水銀ランプに対抗できるレベルになっている。

▮開発の背景
 健康被害や環境汚染を防ぐため、水銀を使用した製品は世界的に規制が進んでいるが、紫外線殺菌用途の水銀ランプは代替技術がないことが課題だった。このたび、日亜化学工業の高出力UV-LEDと、三浦工業の流体設計ノウハウを融合させることにより、水銀フリーかつ大流量な「UV-LED水殺菌装置」の開発に成功した。

▮特長
 ・水銀フリーの環境に優しいLED光源使用
 ・UV照度センサによる紫外線照射量の監視
 ・光源用冷却水不要
 ・LED光源の交換やメンテナンスが容易な構造

プレスリリースサイト(miuraz):https://www.miuraz.co.jp/news/newsrelease/2024/1538.php