スマホのLiDARセンサを活用した高精度AI測量アプリ「Scanat」に曲面計測機能を実装

nat(株)は自社開発・提供を行うスマホのLiDARセンサを活用したAI測量アプリ「Scanat」(v1.9.0)に世界初(※)の曲面計測機能を実装した。
※2024年3月14日時点のApp Storeにおける全ての3Dスキャニングアプリとして、自社調べ。

<開発背景>
住宅やオフィスなどにかかわらず、特にトンネルなどの構造物は曲面で構成されることが多く、その曲面の長さを計測することが難しい現状である。現在アプリを利用中の多くのお客さまより曲面計測の要望があったことが、今回開発に取り組んだきっかけとなった。

<曲面計測機能について>
今回実装した曲面計測機能では、NURBSモデルを採用した。
NURBSとはNon-Uniform Rational B-Spline(非一様有理Bスプライン)の略で、曲線や曲面を生成するためにコンピュータグラフィックスで一般的に採用される数学的モデルである。NURBSはCADやCAM、CAEで一般的に用いられており、IGES、STEP、ACIS、PHIGSなど数々の世界標準にも採用されている。

iPadやiPhoneのタッチパネル上で簡単に曲面計測ができるように、新たにアプリの中で「制御点」という概念を導入した。
直線計測と同じように始点と終点を指定し、次に「制御点」を指定するだけで、曲面計測が可能である。

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