ヤマト住建、パナと共同検証、天井埋込形加湿ユニットを装備する住宅

ヤマト住建(株)は、天井埋込形加湿ユニット「AQUA Sitter(アクアシッター)」を装備する住宅の提供を2024年3月1日より開始する。本住宅においては、パナソニック(株) 空質空調社と共同検証を実施し、快適な湿度環境の実現を確認したという。

■冬季における建物全体の湿度をコントロールすることが可能に
 ヤマト住建はパナソニックと共同検証した、天井埋込形加湿ユニット「AQUA Sitter(以後、アクアシッター)」搭載住宅の提供を開始する。これまで高気密高断熱住宅では、冬季において過乾燥傾向にあるという課題があったが、アクアシッターを全館空調システムまたは空気循環システムと併用し、加湿した空気を各部屋に送り込むことで家中を24時間自動で加湿運転することが可能となった。家中の温度をエアコン1台から2台で調整できるシステムに加え、同時に湿度をも制御できるシステムは、高気密高断熱住宅の住環境をより上質なものにするための一歩進んだ提案技術となるとのこと。

■心身ともに快適に過ごせる住宅
 冬季の住宅室内における乾燥を防ぐため、従来の対策では据置型加湿器を複数台購入・設置することが必要となる。そのため設置・収納スペースの確保、また日々の給水作業や季節ごとのメンテナンスにおける煩わしさ、さらに加湿量の多い機器を用いると電気代が高くなるといった問題があった。比べて、アクアシッターは1台の加湿ユニットを小屋裏に収納できるため省スペース化を実現し、設置場所や収納場所を取らない。加湿方式として遠心破砕方式を採用することで省エネ性が高く電気代が抑えられ、さらに静音性も確保。加えて水道直結により給水のための作業をする必要もなく加湿フィルターレスなので、加湿器本体の日々のお手入れが必要なくなり、メンテナンスも軽減することで、心身ともに快適な生活を実感できるこれまでにないシステムとなったという。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000055231.html