AIカメラ都市部100台設置プロジェクト始動、点から面のオフラインデータ活用

エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」を提供するIntelligence Design(株)はAIカメラが従来苦手としていた面での利活用を促進するため、渋谷を中心に都市部に集中的にAIカメラを配置することで面的なリアルデータ取得を行うためのプロジェクトを始動した。
本プロジェクトで取得される情報は安全安心に暮らせるまちづくりや次世代交通計画などに活かすことができるため、まず東京渋谷から都市部を中心に展開準備を進める。その第一弾として、(一社)渋谷未来デザイン、(一社)渋谷再開発協会とともにスマートシティ化し1人1人に合わせた理想の渋谷のまちづくりを目的として、渋谷駅周辺に100台のエッジAIカメラの設置及び人流データの取得・解析に向けて準備を進めている。

※取得したデータはIntelligence Design(株)が保有し、設置場所を提供頂いた方には、該当箇所のデータを共有。なお、取得したデータは一部オープンデータ化を計画。
※映像から抽出される人数、属性、滞留状況情報には個人を特定できる情報を含まない。また、カメラで撮影した映像は解析情報を抽出した後、即時破棄し、保存しない。

■ 本プロジェクトの概要
本プロジェクトは、都市部のスマートシティ化を目的とし、都市部の主要駅周辺、商業施設や公共エリアに当社のエッジAIカメラを100台設置しリアルタイムで利用者の人流データ取得し、解析をおこなう。
主要駅周辺の人流や交通量データをリアルタイムに取得することが可能となり、まちづくりにおける事前事後評価や夏の花火大会、年末年始のカウントダウン時といった渋滞や混雑時の防犯における警備員配置の最適化や人材不足の解決に寄与することができる。
また、マーケティングにおける新たな視座の獲得やデータ利用価値を模索するべく、幹線道路の通行量や各商業施設への入店客数といったリアルタイムの利用者の属性情報(性別・年代)や滞在時間等の人流データを複合的に可視化・分析したビックデータを一部オープンデータ化し、各協賛事業者が利用できる形で、まちへ還元することを予定している。

■実施概要
・設置期間:2023年7月~
・設置箇所:都市部の主要駅周辺、商業施設や公共エリアを中心
・解析内容:利用者のシルエットに基づく属性情報(性別・年代)の解析
      利用者ごとの移動方向の解析、滞在時間の計測

■本プロジェクトで期待される人流データの利活用・施策への今後の展開
本プロジェクトでは、特に人流が多い商店街、商業施設や小売店・飲食店をテナントに持つ駅ビルが立ち並ぶエリアにAIカメラを設置することを想定しており、今回取得するデータをより多くの事業者に利用されることを目指す。
都市部の主要駅周辺を対象として一部費用を同社が負担し、駅周辺を網羅した人流データの提供・利活用の提案をおこなうことで、スマートシティの実現に還元するとのこと。

渋谷100台AIカメラ設置プロジェクト 特設サイト:https://idea.i-d.ai/shibuya-project/