tier4 センサフュージョン開発キットの提供開始 高度なパーセプション技術の導入を容易に

(株)ティアフォー(以下「ティアフォー」)は、自動運転やその他の関連するアプリケーションの発展を支援するため、開発者が容易に導入可能なセンサフュージョン開発キット(以下「本キット」)の提供を開始する。 (画像: ハードウェア構成とセンサフュージョンによるアプリケーションの例)

■ソリューションの概要
 本キットは、最先端の車載カメラ、車載LiDAR、自動運転用コンピュータを統合し、センサフュージョンによる高度なパーセプション技術の開発環境をワンパッケージで提供する。ティアフォーの自動運転システム開発で利用実績のあるハードウェアとソフトウェアから構成され、取り扱いに関する説明書も整備されていますので、導入も容易である。
 本キットの導入により、利用者は適切なセンサやコンピュータの選定、ROS2を用いた開発環境の構築、システム間の同期やキャリブレーション、パーセプションモジュールの開発など、センサフュージョンにかかる技術的課題を解決し、高度なパーセプション技術に要する開発工数の削減や製品の市場投入までの時間を短縮することができる。また、本キットで提供されるソフトウェアはオープンソースで公開されており、利用者は独自の研究開発を推進するために改良を加えることができる。

製品ウェブサイト:https://sensor.tier4.jp/sensor-fusion-system

■今後の展開
 ティアフォーは、今後も本キットでサポート対応可能なセンサやコンピュータの機種を増やし、オープンソースとして提供されるパーセプションの機械学習モデルやアルゴリズムをアップデートすることで、より多様なユースケースに対応できるように本キットを拡張していく予定。また、高画質なカメラ映像データやLiDAR等のセンサデータを活用したMLOpsソリューション(機械学習モデルの開発・運用基盤)の開発を推進し、市場に提供していくという。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000040119.html