北海道電力ネットワーク)、ホクレン農業協同組合連合会およびゼロスペック(株)は、電力スマートメーターの通信ネットワークを活用した「灯油タンク残量監視センサの実証試験の共同実施」に関する覚書(以下、「本覚書」)を締結し、実証試験を開始した。
本覚書に基づき、三社は、2022年11月から2023年3月までの期間、北海道電力NWおよびゼロスペックが共同で開発した「電力スマートメーターに通信可能な灯油タンク残量監視センサ(以下「灯油センサ」)」を一般の利用客設備等に設置し、道内各地における多様な通信環境下で灯油センサの性能および通信品質等を確認する実証試験に取り組む。
また、今回の実証試験を踏まえて、将来的には農業用としてハウスの加温に使用する灯油や、トラクター等の農業機械に使用する軽油等のタンクへの適正な配送を目指すという。
灯油等の燃料配送は、一般的に定期配送または利用客による残量の確認・依頼に基づくが、本取り組みは、配送事業者がタンク内の液面高(残量)データをセンサで検知することにより、給油タイミングの適正化や効率的な配送ルートの設定が行えるなど、より安定的な配送に繋げるもの。
北海道電力NW、ホクレンおよびゼロスペックは、今後もそれぞれが保有する知見、技術および設備を活用しながら地域経済の発展や社会的な課題の解決に取り組むとのこと。
■実証試験の概要
1.期間:2022年11月~2023年3月
2.内容:灯油センサの性能および通信品質等を検証
3.概要図(イメージ図:画像)
ニュースリリースサイト(hepco):https://www.hepco.co.jp/network/info/2022/1251927_1916.html