東京ロボティクス(株)は、非対称の腕配置と全方位移動台車により、狭い場所でも作業が可能な移動マニピュレータ『Tolon』の販売を開始した。
移動マニピュレータは次世代の自動化手段として期待されているが、現在販売されている製品は既製の移動ロボットとロボットアームを組み合わせたものがほとんどで、全身が統合的に設計された製品が少なく研究開発が捗らないという声が多くあった。そうした声に応えるため、この度、移動マニピュレータ『Tolon』の提供を開始した。
自律移動と画像認識を組み合わせたマニピュレーションを行う次世代自律ロボットの研究開発や、物流におけるマテハン作業、工場内短距離搬送、警備・見回り等を自動化するロボットアプリケーションの開発に力を発揮するという。
■Tolonの特徴
●高い作業性
電動車椅子程度のフットプリントかつ非対称の腕配置であるため、狭い場所でも作業が可能
床面0.1m~2.1mにリーチング可能
多くの作業が可能な6kg可搬(最悪姿勢保持時)
センサレスインピーダンス制御に加えて、手先力覚センサオプションにより高精度な手先力制御が可能
● 多種多様な作業に十分な関節構成
腕:6軸(構成:P, R, P, R, P, R)
胴体:2軸(構成:P, Y)
首:2軸(構成:Y, P)
足回り:4軸(全方位移動台車
● ROS対応
ROSに対応しているため、お客様作成のソフトウェアとの連携が容易
シミュレータモデルも提供
スペックやオプションの詳細は以下のWebサイトから
製品サイト:https://robotics.tokyo/ja/products/tolon/