米国・Teledyne FLIR社より、温度測定機能付き遠赤外線カメラモジュールBoson®に解像度640×512(VGA)で水平視野(HFOV)8°、18°、32°、50°、95°の5つのモデルが新たにリリースされた。また、新たにリリースされたBoson GUI3.0アプリケーションにより、その主要な温度測定機能を利用可能で、設計・開発を支援する。
5つの新しい温度測定機能付きBosonは、すでにリリース済みの温度測定機能付きモデル (参照記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000064519.html)と同様、撮影シーンの全ピクセルの温度データを取得可能。
無人航空システム、消防、自動車、セキュリティ、監視および産業検査など、さまざまなアプリケーションでの使用を想定しており、小型、軽量、低消費電力で高解像度を必要とする用途において、より高い柔軟性とオプションを提供する。
Boson GUI 3.0では放射測定の設定が調整可能。スポットメーター機能とROIを使用することで、開発テストやチューニング中に放射測定パラメータを最適化できる。設定した温度間の部分を色分けして表示するアイソサーム機能を使用し、産業検査や設備点検等の用途で、画角内の計測対象において、注目すべき温度と設定した温度に達した部分をGUI上で強調表示できる。可視カメラなど補完的なセンサと組合わせて使用するシステムは、Boson GUI3.0の外部同期機能を使用して構築可能である。
すべてのBoson赤外線カメラモジュールは、高感度の12μm画素ピッチ検出器を搭載し、小型、低電力、軽量でありながら、高解像度のサーマルイメージを提供する。FLIR独自の赤外線映像処理アーキテクチャ、ノイズ軽減フィルタ、ローカルエリアコントラスト等の機能を有するとともに、可視カメラで利用されているCMOSやUSB等の業界標準の通信インターフェイスに対応している。
Boson GUI3.0はWindows10 64 bitで動作可能。32 bitで動作する旧バージョンのBoson GUI1.4.4についても、引き続き使用が可能とのこと。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000064519.html