パナソニック(株) 空質空調社は、4月1日、空調、換気、除菌機能などを一体化した、業務用空質空調連携システムを発売する。同社が持つ温度、換気・気流、除菌・浄化、脱臭、加湿の高い技術力を融合し、新たな空間価値を提供するという。
近年、新しい生活様式が定着する中で、換気や除菌など空気質への関心が高まり、とりわけ不特定多数の人が往来する非居住空間では、空質空調機器による差別化が求められている。
本システムは、空調機の温度調節機能、熱交換気扇による換気機能、同社独自技術の次亜塩素酸と新「ナノイーX(※1)」による、除菌、脱臭、加湿機能を連携させたシステム。
天井埋込形ジアイーノで、空気中を浮遊する菌・ニオイを吸引し、本体内部で生成する「次亜塩素酸」のチカラで除菌・脱臭。キレイになった空気とともに、気体状の「次亜塩素酸」を放出する。
また、新「ナノイーX(※1)」でPM2.5、花粉を抑制するほか、空調室内機内部のカビ菌の成長を抑制。さらに、静電HEPAフィルターを装備し、室内空気を循環させて集塵する。
熱交換気扇による換気では、CO2濃度に応じて換気量をコントロール。CO2が1,000 ppm以上になると熱交換気扇がブースト換気運転(※2)し、不要な時は低速の弱運転で省エネを図る。
また、業界トップクラス(※3)のAPF(通年エネルギー消費効率)(※4)を実現した空調機に、湿度による快適省エネ運転機能も搭載。当社独自の加湿量を細かく制御できる「遠心破砕加湿技術(※5)」により、冬場の乾いた空気を加湿し、設定温度を下げても、体感温度を暖かく感じるようにした。これによって、CO2センサと連動した熱交換気扇を使用しなかった場合に対して、最大52%(※6)の消費エネルギーを削減。更に、加湿に必要な水を自動給水し、省メンテナンスであるとのこと。
<特長>
1. 空調、換気、除菌、脱臭、加湿機能連携システムで、空気質をトータルコーディネート
2. 次亜塩素酸で除菌及び脱臭、新「ナノイーX」でPM2.5、花粉を抑制
3. 業界トップクラス(※3)の省エネを実現したエアコンと換気機器で、最大52%(※6)のエネルギー削減
※1:「ナノイー X」および「nanoeX」マークは、パナソニック株式会社の商標。
※2:CO2センサーで、1,000 ppmを超えると強運転する。
※3:オフィス店舗用エアコンXEPHY Eco(高効率機種)4方向カセット組合せにおいて(2022年1月31日現在)
※4:年間を通じた総合負荷と総消費電力量を算出し、効率を求めた数値
※5:高速回転するドラムから遠心方向に吹出した水滴を壁面にぶつけて微細化し、空調で加熱された空気に含ませることで加湿する。ドラムの回転数と加熱量を変化させることで加湿量を自由に制御できる。
※6:換気扇でなく熱交換気扇の活用、加湿による設定温度制御、CO2センサによる換気制御による効果
(27.3 MWh→13.1 MWh)同社シミュレーションによる。実際の効果は使用条件により異なる。
プレスリリースサイト(panasonic):
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/01/jn220131-3/jn220131-3.html