四日市市スマートシティ推進に向け”IDEA counter”を用いたリアルデータ計測・評価検討を行う社会実験

Intelligence Design(株)は四日市市と、日建設計シビル・日建設計・日建設計総合研究所と共同で、エッジAIサービス「IDEA counter」を活用した、四日市市の中心市街地のスマート・プランニング及びデータ利活用による空間最適化に向けたデータ収集・評価検討を行う社会実験を行う。
※IDEA counterは、カメラ映像をもとに人や車の流動(通行量、エリア滞在時間など)を計測するエッジAIサービス。

四日市市は、リニア時代に相応しいゲートウェイとして、居心地が良く歩きたくなる魅力的なまちなかを目指して、近鉄四日市駅及びJR四日市駅の駅前広場や中央通りの歩行空間などの整備からなる近鉄四日市駅周辺等整備事業に取り組んでいる。
日建設計シビル・日建設計・日建設計総合研究所は、中央通り再整備を契機としたエリアのDXを通じたリージョンコア(中心市街地)全体の活性化・魅力創出を目指し、本社会実験の企画・運営を担当している。スマート・プランニングに向けたデータ収集として、AIカメラ以外にもGPS、環境センサなどにより、中心市街地の状況を可視化・把握することで、データ利活用による空間の最適化の可能性を検討するとのこと。

■IDEA counterによる調査概要
日建設計シビル・日建設計・日建設計総合研究所が、Intelligence Designと連携して以下を実施し、結果のとりまとめを行う。
調査①:市役所前通行者数調査
調査②:市役所前交差点における交通量調査

・上記の調査の実施にあたり、市役所前及び市役所庁舎屋上において、人の通行量及び車両の交通量を計測するためのカメラを2台設置。
・カメラ映像から人流データ(人の流れ・人数・滞在時間・性別)の推計値を取得する。個人情報が特定可能な画像データは取得・保存しない。
・ 計測期間は、調査①の計測用カメラは2021年12月10日より5日間、調査②の計測用カメラは2022年1月中旬の5日間を予定している。

■ 製品概要
【1】移動体にも簡単に設置可能
「IDEA counter」は携帯電話同様セルラー方式の通信を利用している為、乗り物等の移動体にも設置可能。サイズもコンパクトかつ軽量なため、限られた空間でも簡単に設置し、端末の設定をするだけで利用できる。これらの特徴を活かし、スピーディーかつ低コストな実証実験を実施する。

【2】豊富な画像解析AIモデルで要望に幅広く対応可能
豊富な画像解析AIモデルを要望に合わせて提供が可能なため、通行者数、属性推定、持ち物推定、侵入検知、マーケティング、接客支援、防犯等幅広く活用できる。AIやIoTが注目される中、同社では各自治体や企業様の掲げるスマートシティ構想への参画や商業施設への導入を進めている。再開発が進む渋谷でも渋谷センター商店街振興組合協力のもと、センター街へ設置し、マーケティングデータとしての活用やキャッチセールス、落書きなどの悪質行為の抑制に役立つよう取り組んでいる。

【3】個人情報に配慮した設計
取得したデータはエッジで映像を取得し解析を行う。利用したデータは個人情報を含む為、解析後削除し、個人データは蓄積することなく、安心して利用できる。解析したデータ(人数、属性等)はクラウドで確認することが可能。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000048250.html