一般的な自動ドアセンサーは、センサーで人を検知するとドアの開閉を制御するが、人通りの多い場所ではドアは開きっぱなしとなる。ドアが開いたままでは、建物の空調効率は大きく損なわれる。ニューヨークや韓国では、エアコンを稼働中に通りに面する扉を開けたままにすることを禁止する法案が整備されるなど、この影響は小さくない。
今回認定を受けたオプテックス(株)の「e スムースセンサー」は、センサーと画像技術を用いた業界初の自動ドアセンサーで、人の歩く速度や進む方向を読み取り、歩く速度に合わせて最適なタイミングでドアを開閉させ、安全で快適な通行をサポートする。さらに、自動ドアの前を通行者が横切るだけではドアは開かないため、「無駄開き」や「開放時間」が削減でき、施設や店舗の空調効率の向上や電力量の削減といった省エネを実現する。従来の自動ドアセンサーに比べ、空気侵入ロスによる電力消費量を約30%削減することができるという。
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000012195.html