重要な機械のオイル状態監視と予知保全にOPS3マルチパラメトリックオイル品質センサ

TE Connectivityは、オイルの劣化を検出するためのOPS3マルチパラメトリックオイル品質センサを開発した。

OPS3 マルチパラメータ式オイル品質センサは、重要な機械のオイル状態監視と予知保全を目的に設計されている。
特許取得済みの音叉技術を利用し、複数の物理特性を監視することで、エンジン オイル、トランスミッション オイル、ギア オイルといった流体の品質・状態・汚染物質の混入状況をシステムが特定できるようにする。マルチパラメータ分析機能によって、流体の特性評価アルゴリズムの性能を向上させている。
OPS3 は、インラインで継続的に流体を監視できるため、プロセス ラインや加圧された高流量導管 (例:エンジン オイル孔) など、さまざまな OEM およびアフターサービス据え付けに適している。用途には、オンハイウェイ/オフハイウェイ車両、コンプレッサ、産業機器、タービンなどが含まれる。汎用デジタル CAN J1939 ベースのプロトコルにより、主要ホスト コントローラと容易に接続できるインタフェースを実現した。単純な 4 ピン コネクタにより、費用対効果に優れた取り付けを行えるという。

製品の特長
・同時に 5 つのパラメータ (密度、動的粘度、比誘電率、抵抗率 (Rp)、温度) を監視
・高圧・高流量環境に適した頑丈な構造
・オンボード マイクロプロセッサが、供給電圧12~24 Vでリアルタイムのデータ分析を実現
・SAE J1939 準拠により通信を簡素化
・高い信頼性と長期にわたる安定性を実現

用途
・車両用のエンジン・トランスミッション・ギアボックス・油圧オイル
・油圧システム
・コンプレッサ
・発電機セット

ニュースリリースサイト(TE):https://www.te.com/jpn-ja/product-CAT-FPS0010.html