(株)Doogは、自動追従機能に加えて、新規開発した自動走行機能であるメモリトレース機能を搭載した一人乗り搭乗型ロボット自動走行モビリティ「ガルー」の国内パートナーを募集する。
■搭乗型ロボット「ガルー」について
Doog独自のロボット自律移動技術を電動車椅子のベースに搭載したのが搭乗型ロボット「ガルー」である。自動追従機能を搭載した製品版は、空港向けパッケージ製品として同社のシンガポール子会社であるDoog International Pte. Ltd.から2019年に製品化され、チャンギ空港に導入された。チャンギ空港では、ガルーに乗客が1名ずつ乗車して最大3台を同時運行し、追従走行によって搭乗ゲートから入国審査への移動、トランジットの移動などに活用している。スタッフが所持するスマートフォンから簡単に操作でき、未来的なモビリティデザインであることが特長で。また、スマートフォンを用いないスタンドアロンでボタン操作によるシンプルな運用も可能という。
2020年には、シンガポールで高齢者福祉サービスを提供するLentor Residence社に導入され、高齢者福祉分野でのガルーの運用が始まっている。Lentor社では、従来の手押し車椅子をガルーに切り替えることで、少ないスタッフでも高頻度のお出掛けサービスが提供できることが確認されたことからガルーの導入に至った。ガルーの導入により、スタッフがより生産性の高い業務に従事できることや、お出掛けサービスをこれまで以上に利用しやすいものに出来ることが期待されるとのこと。
■自動走行機能「メモリトレース」の追加搭載
同社が独自に新規開発をした自動走行機能である「メモリトレース機能」を追加した。メモリトレース機能は、自動走行させたい走行ルートを人がガルーを操作して誘導するだけで、周囲の風景を記憶し、走行経路の誘導が完了した瞬間に自動走行用のデータの生成も完了する。200m級の超長距離を3次元計測できるセンサ3D-LiDARを搭載することにより、あらゆる街中や建屋内での自動走行が可能という。
■高齢者福祉業界・医療業界向けに展開を進めるパートナーを募集
同社ではガルーを航空業界のみならず、高齢者福祉や医療現場などにおいて活用しやすい機器に進化させていく。自動走行モビリティ「ガルー」のみならず、協働運搬ロボットシリーズも介護や医療方面で活用できると期待している。具体的には下記の運用シナリオを想定し、パートナー事業者と協力して事業展開を進められることを期待し、協業パートナーを募集している。
○介護福祉、高齢者福祉分野における販売パートナー
○革新的なモビリティサービスのソリューションインテグレータ
また、これら以外にも、スマートシティ向けパッケージや実証導入パッケージとして同社より提供/協力ができる場合もあるので問い合わせのこと。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000043289.html