ams、最小のデジタルカメラモジュールを発表

amsジャパン(株)は、仮想現実(VR)ヘッドセットなどのモバイルおよびウェアラブルなコンシューマーデバイスに適したデジタルビデオ出力を提供する、業界最小かつ最軽量の100kピクセルイメージセンサのプレリリースを発表した。
あらゆる種類のビジュアルセンシングに対応し、GDPRに準拠。各種インターフェースへ柔軟に接続できるほか、コンシューマー電化製品での使い捨てアプリケーションに使用できるほど低価格に抑えられているという。

新型のNanEyeCイメージセンサは、レンズ付きチップスケールモジュールとして提供され、フットプリントは1平方mm、重量は約1g。広い視野角と優れたフォーカス深度を組み合わせ、エンドユーザーからカメラが実質見えてはならない、または非常に小さなスペースに設置しなければならない、新たなビデオアプリケーションに求められる速度と画質を提供するとのこと。

NanEyeCイメージセンサの用途には以下が含まれる。
・VRまたは拡張現実(AR)ヘッドセットやフレームにおける視線追跡
・スマート照明やスマート空調といったビルディングオートメーションシステムにおける人の検出とカウント
・自動掃除機や最小型ドローンなどのロボット機器における物体の検出と回避
・没入体験を得られる玩具や鉄道模型
・カプセル型内視鏡や歯科画像ツール

NanEyeCカメラは、1mm x 1mmサイズのレンズ付き表面実装モジュールとして提供される、フル機能搭載のイメージセンサ。最大320px x 320pxの解像度でデジタル画像データを提供し、シングルエンドインターフェースモード(SEIM)では、最大58フレーム/秒の速度に達するという。

デジタルLVDSまたはSEIMインターフェースにより、センサはどんなホストマイクロコントローラーやアプリケーションプロセッサーへも簡単に接続できます。消費電力を削減するためのアイドルモードも備えているとのこと。
NanEyeC画像センサはサンプル注文できる。また評価キットも注文可能。

プレスリリースサイト(ams):https://ams.com/ja/-/naneyec-image-sensor