HERBIO、「令和2年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金」に採択

(株)HERBIO(ハービオ)が令和2年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金」に採択されたと発表した。
同社の「おへその周辺温度計測ウェアラブルセンサ」について、2022年の量産化を視野に入れ、製品開発、実証等、社会実装へ向けた取り組みを実施していくとしている。


・令和2年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金:
 https://startup-f.jp/ecosystemproject/index.html

■自社開発中のウェアラブルセンサーについて
これまで深部体温の計測は、主に直腸や鼓膜で行われてきたため、その侵襲性や違和感が課題とされてきた。HERBIOはおへそ周辺の体温と深部体温の相関性が確認されていることに着目し、被験者やユーザーが負担少なく連続的に体温測定ができるウェアラブルセンサの開発に着手したという。

■今後の展開
現在、日本国内で体温の連続測定を可能とするウェアラブルセンサやサービス展開を行っているのは唯一HERBIO(ハービオ)であり、これまでにウェアラブルセンサのプロトタイプを、共同実験などに対し、研究用端末として有償での貸与実績を重ねているとのこと。

今後、本補助金の支援を受け、ハードウェア面では、ウェアラブルセンサ自体がより安定的、且つ詳細なデータを取得するために機能を追加し、デザイン的にもフィット感を一層高め軽量化するなどの改良を進めていく。
ソフトウェア面では、COVID-19で注目されたように平熱には個人差があることから、同社のウェアラブルセンサを使用し、連続的な体温計測によるデータを取得することで、個人の平熱を定義づけることができる。その取得した平熱と発熱時の状態を分析し、感染症や病気の兆候に対する早期発見の診断補助への活用を目指す。また、治験に必要な体温データを取得するための、製薬会社へのウェアラブルセンサの貸与は既にスタートしており、治験現場で求められるシステムの利用方法の改善や、被験者のデータ分析を実施する予定としている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000037148.html