(株)ACCESSはビーコンを活用し、屋内の人のリアルタイム位置情報や過去の移動履歴が一目でわかる法人向けクラウドサービス「Linkit® エリア探索(リンクイット エリアタンサク)」を提供開始した。
併せて、2020年5月25日から7月31日まで導入企業を対象に、新型コロナウイルス感染拡大防止策を支援するための「濃厚接触者特定レポート」を無償で提供すると発表した。
「Linkit エリア探索」は、BLE(Bluetooth Low Energy)搭載の携帯型ビーコンと、院内や、オフィス、店舗、工場、倉庫など屋内の複数拠点に設置された専用ゲートウェイ(受信機)により、各社員のリアルタイムの位置情報や過去の移動履歴をクラウド上で記録・管理することを可能とするサービス。各社員の位置情報の取得は小型で安価なビーコンと受信機で行うため、費用のかかるスマートフォンなどの高額な機器を支給する必要はない。一人一人の社員の現在の居場所や過去の移動履歴が瞬時にわかることから、平常時の業務効率を高めるだけでなく、ウイルス感染拡大防止策にも有用という。
「濃厚接触者特定レポート」は、過去2週間、感染が判明された社員が特定エリアに滞在した時間と、他社員の同様データをマッチングさせ、感染者との累積接触時間の多い順から濃厚接触者をリスト化して提供するサービス。大規模な施設や、部屋数が多い職場、従業員が多い職場では、感染者確認後も一人一人の行動履歴を調査する労力が省け、感染の可能性の高い濃厚接触者を瞬時に見分けて通知するなど、迅速な対応へとつなげることが可能となる。感染力が高く、重症化することもあるウイルス感染拡大の防止対策として、有効なツールとなるとのこと。
「Linkit エリア探索」は、現在提供中の、ビジネスチャット「Linkit®」、ビーコン打刻フリー勤怠サービス「Linkit® 勤怠」、GPS動態管理サービス「Linkit® Maps」の法人向けクラウドサービスのシリーズとして提供される。各サービスは互換性が担保されているので、いずれかのサービスを基本サービスとして、他サービスをオプションとして導入することも可能。既にビーコン打刻フリー勤怠サービス「Linkit 勤怠」を利用中の場合は、同一のビーコンをそのまま利用できる。本シリーズのデータは全てのクラウドで一元管理されるので、どこからでも、どの端末※1からでも、閲覧し利用することができるという。
※1「Linkit エリア探索」はPC画面でのブラウザ表示に最適化されており、スマートフォン/タブレット画面には未対応。
プレスリリースサイト(ACCESS):
https://www.access-company.com/news_event/archives/2020/0525-2/