(株)セキドは日本海洋株式会社との共同開発により、ROVに対応した赤外線カメラおよび赤外線ライトによる濁水可視化システムを発表した。
対応するROVはセキドが組み立て販売を行う米国 BlueRobotics 社製「BlueROV2」を基礎とし、水中赤外線カメラメーカーとしてデファクトスタンダートとなる米国 DarkwaterVision 社製赤外線カメラを統合させることにより、従来から使用されている音響測定ソナーと比較してより低価格に濁水中を可視化するシステムを構築することが可能となったという。
赤外線カメラはROV機体下側に追加された約15cmのフレームにより増設され、機体寸法の増加を最小限に抑えるコンパクトな設計となっており、矮小な水路等での運用も可能なサイズを実現したとのこと。
赤外線カメラシステムは完全にROVシステムと統合され、通信ケーブルおよび電源を共用することにより通常の「BlueROV2」と同様にコンパクトな運用が可能。
カメラ使用の場合では困難で、音響イメージングソナーによる画像では物体の把握に経験を要していた、濁水中のROV運用を、直感的な認識が可能な画像で認識できることから、水中構造物検査のさらなる迅速・簡便化をはかれる。
想定される現場としては、ダムや池などの停滞し濁っている水質や夏季の海中などでの運用があげられるという。
●価格
Stingray水中赤外線カメラシステム[組込費用込](BlueROV2本体は別途)
参考価格:1,980,000円(税抜)
※用途・目的に応じて仕様を選択。詳細はお問い合わせのこと。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000016343.html