IBCとIoTBASE、IoTセキュリティサービス提供に向けて業務提携

 アイビーシー(株)が提供するブロックチェーンを利用した新PKI技術(※)である「kusabi™」と、IoTBASE(株)が提供するIoTプラットフォーム「IoTBASE Cloud」はAPI連携し、専門技術や開発環境がなくともセンサデバイスへ高度なIoTセキュリティ対策を実装できるサービスの提供に向けて4月14日より業務提携を開始したと発表した。

両社は共同でIoTセキュリティ運用環境構築の実証実験を進めており、kusabi™の実行環境として日本オラクルが提供するOracle Blockchain Platform Cloudを活用し、クラウド完結でスピーディなIoTデバイスセキュリティサービスの提供を目指すとしている。

(※)PKI技術とは:公開鍵暗号方式に基づく電子認証の技術基盤(Public Key Infrastructure)

◇kusabi™️は、あらゆる「モノ=IoT」の安全な相互通信を目指した新PKI技術を提供し、IoTのシステムモデルに最適なセキュリティを実現する。kusabi™️が提供する新PKI技術は、ブロックチェーンが持つ論理的特性をシステムとして提供し、機密性(Confidentiality)、完全性(Integrity)、可用性(Availability)に適応。さらに、新PKI技術をデバイスプロビジョニング技術に利用することで、ソフトウェアだけで高度なIoTセキュリティを実現するという。

◇IoTBASE Cloudは、IoT技術に詳しくなくても、クラウド上で接続済みのデバイスやアプリケーションを選択し、組み合わせるだけで、簡単にIoTシステムを導入することができるサービス。さまざまなIoTセンサから取得した情報を、パネル・リスト・マップ・グラフ画面を切り替えながら分かりやすく可視化するIoTアプリケーション「IoTCanvas」をセットで提供しており、開発不要で自社の課題にあったIoTサービスを簡単・低コストで導入することができる。IoT導入時に直面する複雑な導入プロセスを変革し、あらゆる企業やスマートシティ化を目指す自治体が簡単にIoTを導入できる仕組みを提供しているとのこと。

ニュースリリースサイト(IoTBASE):https://iotbase.co.jp/news/3049/