クラウドプラットフォームを活用したセンサ・設備制御ネットワークシステムの協創

(株)日建設計、(株)協和エクシオ、(株)WHERE、オムロン(株)、神田通信機(株)は、働き方改革や脱炭素社会の実現のために、ワークプレイスの有効利用と室内環境の最適化を目指すクラウドプラットフォームを活用したセンサ・設備制御ネットワークシステムの開発・改善・普及に向けた取り組みを共同で実施していくことに合意したと発表した。
既に、実際のオフィスを利用したセンサ・ネットワークシステムの実証実験を開始しているという。今後は、設備制御やAIとの連携の拡大を図り、実フィールドにおける省エネルギー効果の検証や働き方改革への応用を試行していくとのこと。

昨今、国内労働人口の減少とその加速が予測され、国先導の下、各企業による労働力確保や生産性向上など働き方改革への取り組みが喫緊の課題となっている。また、地球温暖化の急速な進行が顕在化し、脱炭素化は今まで以上に社会全体での課題となるであろう。従来、空調・照明・防犯・防災・日射遮蔽・映像音響などの建築設備では、各システムが独自にセンサを設置しており、相互無関係に制御されてきた。これに対し、より快適に、より効率的に建築空間を運用し、生産性向上や脱炭素化を促進するためには、空間の全体最適化を可能とするシステム開発が必要となります。本協創は、ネットワーク、センサ、設備制御、建築設計などの各分野の連携による建築空間を様々な側面から統合的に全体最適化の実現を目的としているという。

ニュースリリースサイト(日建設計):
https://www.nikken.co.jp/ja/news/press_release/pj4urv0000001tjo-att/pj4urv0000001tkl.pdf