(株)セラクは、畜産向けIoTサービス「ファームクラウド」を2020年4月より本格的に営業展開することを発表した。
これまで一部地域の養豚・養鶏業にて先行導入していたが、養豚業、養鶏業における環境モニタリングが生産性向上に有効に機能することが実証できたことと、全国の養豚・養鶏業社からも多くの導入希望があったことから、この度全国展開するに至ったという。
「ファームクラウド」は畜産業向けに特化して開発されたIoTサービスであり、畜舎環境の遠隔モニタリングを可能とする。温度・湿度・二酸化炭素濃度といった一般的な環境指標を可視化するだけでなく、利用者の要望に合わせた項目の遠隔監視をカスタマイズにて対応可能。また、アラート機能を標準装備しており、異常発生時にはスマートフォンでのプッシュ通知やメールにて、そのアラート連絡を受け取ることができる。
さらに、これまでに一次産業分野で2,000台以上の導入実績のあるハードウェアとプラットフォームをベースに設計されており、ハード及びソフトの両面において優れた耐久性の実績がある。導入方法はシンプルで、ハードウェアの設置場所を決めた後は、電源をつなげるだけで利用可能。畜舎の形態等に依存せず、規模の大小にかかわらずどのような畜舎へも追加で導入できる。
また、希望に応じて基本セットの内容に加え、飲水量・pH・溶存酸素濃度等をカスタマイズ対応しており、既存の設備では実現できなかったきめ細やかなセンシング、可視化を可能にしているとのこと。
ニュースリリースサイト(セラク):https://www.seraku.co.jp/info/2020/04/p20200401/1614